更年期障害 男女とも~イカとセロリをフルーツサラダで
2017.08.22
イカとセロリをフルーツサラダで(更年期障害)
更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調であり、自律神経失調症の一つであると言われています。最近では、男性にも更年期があると提唱されてきていますし、20代や30代ぐらいの更年期にはまだ早い年齢であるにもかかわらず症状が現れる「若年性更年期障害」も多くなってきています。東洋医学ではホルモンは五臓の肝と腎の働き、血液の働きと関係します。
メインとなるイカは血を養い、肝の働きを助けて、貧血や月経関連の不調などの改善に効果が期待でき、コレステロールの気になる方にセロリとの組み合わせは効果的です。さわやかな香りのグレープフルーツで気を巡らせる効果との相乗効果を狙って一緒に頂きます。
■材料(2人前)
イカ 100g
セロリ 2 / 1 本
カブ 2個
グレープフルーツ 1個
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酒 適量
ドライセージ 少々
<ドレッシングの材料 A >
ワインビネガー 小さじ1~2
グレープフルーツ果汁 1 / 3個分
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1
ハチミツ 小さじ2 / 1
塩 少々
コショウ 少々
セージ(パウダー) 少々
■作り方
1. セロリは0.5cm幅に斜め切り、カブは10等分に切る。グレープフルーツの皮をむき、2/3個分は薄皮をむいて果肉を取り出し、残りは果汁をしぼる。
2. イカは表面に浅く切り目を入れ1cm幅に切る。鍋に酒を入れててから、中火で下茹でする。
3. Aを混ぜ合わせ、ドレッシングを作る。グレープフルーツ果汁の酸味と甘味により、ワインビネガーとハチミツの量を調整する。
4. セロリとカブ、グレープフルーツ、イカをボウルに入れ-のドレッシングで和えたら、器に盛り、上からドライセージをふる。
【イカ】
・タウリンを豊富に含みます。ただし、イカのタウリンは熱に弱いので、タウリンの効能を取り入れたいときは生食か、さっと火を通す程度に。
・動脈硬化の予防にも効果的。
・コレステロールを多く含みますが、血中コレステロールの増加を防ぐタウリンの含有量が多いのも特徴です。
【セロリ】
・体の熱を取り、頭に昇った気を降ろす働きがある食材です。頭痛や、ストレスからくる血圧上昇などを解消するのに効果を発揮します。
・特有の香りはストレスによる不安や緊張を和らげる作用があり、不眠でお悩みの方にもおすすめです。
・ベータカロテンをはじめ、各種ビタミンやミネラル、食物繊維などをバランスよく含み、特にセロリの繊維質は大腸ガンを予防する効果があると言われています。
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参考文献:『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』発行:西東社
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。