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大人の「やる気スイッチ」はどこにあるのか?新生活を乗り切るストレス解消法

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「新生活の乗り切り法」や「やる気の起こし方」 #1

 「やる気スイッチ」はどこにあるのか?子どもだけでなく、大人の自分にも、少し困っている同僚にも、どんな人にも共通する考え方や対処方法があるはず!そんな思いを持って「新生活の乗り切り法」や「やる気の起こし方」について 、やる気スイッチグループに於いてシニアコンサルタントの佐藤広康さんにお話を伺いました。(全3回)

新生活を乗り切るストレス解消法は

 新生活を乗り切るストレス解消法として、うちの生徒さんに行っていることはまずは「子供の笑顔を作る」ということが挙げられます。笑顔になると疲労を除去する中枢が働いて、ストレスが取れます。友達と楽しく食事をしたら疲れが吹っ飛んだりとか、ストレス発散したりとかの経験はないでしょうか。まさにそれです。

入学、入社時は基準値が変わっていく時期=ストレスが溜まりやすい時期


 基本的に、小学生の時の基準値と中学生の時の基準値が違います。基準値とは、ここまでやったらよくやったという基準のことです。例えば、小学生のときは、ここまでやれれば良しとされたことが、中学生になると「あなたたちはもう中学生でしょう。もうちょっとできないの?」となる訳です。これはスポーツでもそうですが、小学校の部活と中学校の部活では練習量が違うのです。

 人は変化によってストレスが湧きます。それを取り除いてあげることで、良い学習習慣というものが定着していきます。例えば、受験生の場合は、今までよりも勉強量が増える⇒ストレスが溜まる⇒我慢の限界値を超える⇒心が折れるといったようになります。
 ですので、生徒が夏休みくらいに心が折れてしまうことが多いのです。

「労い(ねぎらい)」がポイント

 じつは、そのストレスを取ってあげるテクニックがあります。それは「労い(ねぎらい)」です。分かりやすく、大人の場合で例えてみましょう。

 ある家庭でお父さんがタバコをリビングで吸われていたのですが、子供が幼稚園に上がって、タバコが臭いと言い出して、「キッチンで吸うことにしましょう」という決め事をしました。お父さんは汚いキッチンが嫌なので、きちんと片付いている時だけは換気扇のあるところで吸うことになりました。一日目、キッチンが片付いているのを見て吸い始めます。すると、換気扇が回っていて、すきま風が冷たく入ってくることに気づきます。また、立って吸うと味気ないとも感じ、換気扇が回っているため、テレビの音も聞こえません。ストレスがむくむくと湧いてきました。

 二日目、テレビを観ている時に吸いたくなって、換気扇のほうに行くと同じようにストレスが湧いてきました。しばらく続けていましたが、溜まったストレスが、ある日、限界値を超えて、我慢ができなくなってしまいます。心が折れ、キッチンで吸うのを辞めてしまいます。それを見た子供が「あれ?キッチンが片付いているのにどうして?」と聞くと、お父さんはもう心が折れてしまっているので「俺はもう二度とキッチンでは吸わない」となってしまいます。


 ここでもし、「労い(ねぎらい)」があればどうだったでしょうか。

 一日目の時点で、子供に「お父さんのおかげでリビングが臭くないよ、ありがとう。お父さん大好き」と言われると、何だか報われたような気分になりますよね。また、お母さんも2階から降りてきて「あなたの努力のおかげで家族の健康が救われているわ。ありがとう。」と言います。すると、ストレスが溜まらずに一日が終わります。また別の日にも「ありがとう。パパ大好き」と言って、「あなたの努力に救われるわ」と言います。

 こうすると、ストレスを溜めずに続けることができます。そして、人は同じ行動を繰り返すと湧いてくるストレスがだんだんと減ってきます。要は「慣れ」ということです。ある日、自分で処理できるレベルまで沸くストレスが小さくなると、労い(ねぎらい)が無くても毎日続けられるようになっていき、良い習慣が付いてくるのです。

どのように「労う」のか

 「労い(ねぎらい)」は、何を労ってほしいかを直接その相手本人に聞いても嬉しくはないので、「何が大変か」「どんなことを頑張っているか」をまず聞き出します。そこが「労う」べきポイントになります。

 「労う」時に非常に大事なのは、自分の苦労を棚に上げるということ。例えば、通勤に1時間かかっている人は「通勤30分が大変だ」と言われても、労いたい感じが出ないでしょう。自分より大変じゃない人は労いたいとは思えないのです。

 特に、「子供の大変」は、多くの場合大人にとっては、たいした大変じゃありません。スポーツ選手の「労い」などは、自分よりも明らかに大変なのでわかるのですが、子供を相手にしている我々の場合はそういうわけにはいかない。親よりも苦労している子供はなかなか居ないので、まずは自分の苦労を棚に上げることが必要になってきます。

次回【一番大事なのは相手の苦労を10倍に受け取ること】に続きます。(全3回)

■編集部からのお知らせ
3月7日に発売の雑誌「CoCoKARAnext」では読売ジャイアンツ・菅野智之投手のインタビューの他、プロ野球選手に学ぶ仕事術などストレスフルな時期を乗り越える情報を掲載。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

佐藤 広康(さとう・ひろやす)

(株)やる気スイッチグループホールディングス 商品開発部シニアコンサルタント
愛知県生まれ。小・中学校の校長や教諭などへの現職教育、塾講師などへのコーチング研修、保護者への子育て講演など、教育関係の研修実績は1万人を超える。育成した教員が、文部科学省よりベスト意識改革賞・率先実行大賞・文部科学大臣優秀教員表彰を受賞。その他に、世界的な優良企業で研修する講師や、プロスポーツ選手、オリンピック、パラリンピック選手など最前線で活躍するスポーツ選手のメンタルコーチなど、「人材育成のプロ」を多数生み出している。心と心のふれあいを大切にする人材育成のスペシャリスト。

やる気スイッチグループ
一人ひとりの性格、学力、目標に対応して教える、個別を超えた「個性別指導」を実践する個別指導スクールIEや幼児教育、英会話スクールなどを運営する総合教育企業。
https://www.yarukiswitch.jp/

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