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「松坂世代最後の大物」 久保康友の米国挑戦 周囲との衝突を恐れず、自分の意志を貫く野球道

タグ: , , , 2018/4/27

飄々としているから誤解されがちだが、努力で作り上げられた選手

久保の米国挑戦にエールを送る高橋純一氏


 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は米独立リーグのゲーリー・サウスショア・レールキャッツと契約した久保康友投手についてお話させて頂きます。

 久保との出会いは04年オフ。私が同時期にロッテの1軍コンディショニングコーディネーターに就任した時に自由獲得枠で入団してきました。当時の久保は「松坂世代最後の大物」という異名で注目されていました。頭の回転が速い選手で自分がどうすれば生き残れるか術を知っている。彼の投球技術の特徴の1つである1秒を切るスーパークイックも「僕みたいなのはこういうことをしないと生き残れないんです」と話していました。

 社会人の松下電器から入団した時は腹が少したるんでいて引き締まった体型とは言えませんでした。ただ話し合って改善点を指摘するとその必要性をすぐに理解し、ストイックに自分を追い込む。飄々としているから誤解されがちですが、努力で作り上げられた選手です。ロッテ、阪神を経てDeNAで再び共に仕事をすることになったのですが、2軍キャンプスタートでも朝の7時前から誰よりも早く嘉手納の2軍施設で毎日体を動かし、心身の準備、日課のトレーニングに取り組んでいました。自分が必要だと思うことは必ずやり遂げる、本物のプロフェッショナルの姿に心からうれしく思っています。

 チームを良くしたいと自分の意見をズバズバ主張するため、首脳陣や周囲と衝突することもあったようですが、自分の生き方を貫かなければプロとして生き残ることができないという信念があったのではないでしょうか。ある時に「野球をやっていなかったら何を目指していた?」と聞いたら、「国を動かす仕事がしたい」と話していたのが印象的でした。彼にとって自己表現でき、どこまでも深く探求していく信念があれば、それをも可能にできるのではないかと思います。

 米独立リーグはジャンクフードを食べてバスで長距離移動と恵まれた環境ではありません。今までは徹底した食事管理、トレーニングで自分を律してきた久保が米国式のやり方をどう受け入れ、対応していくか非常に興味があります。海外挑戦は野球の技術だけでなく、人間性も磨かれます。今年38歳を迎える彼の野球に対して変わらない情熱と探求心を尊敬します。納得するまでとことんやってほしいですね。


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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

高橋 純一(たかはし・じゅんいち)

高橋 純一

MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。

J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)

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