「ここから投手・根尾が始まる」巨人岡本和封じの中日・根尾「真の実力」とは

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 投手に転向した中日・根尾が、19日の巨人戦(バンテリンドーム)で本拠地初登板を行った。

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 クライマックスは9回に待っていた。4点を追う9回。二死まで追い込んだ谷元からスイッチされ「投手・根尾」がコールされると3万1590人の観客からどよめきが起こった。

 相手打者は巨人主砲の岡本和。この日は先発・柳から18号ソロをマークするなど、球界を代表する打者にどんな投球を見せるのか、注目が集まった。

 マウンドに上がった根尾は大きく深呼吸をすると初球は149キロ直球でストライクを奪うと、続けて2球目は136キロのスライダーで空振りを奪う。カウント0ー2として、3球目はファウル。カウント1ー2からの4球目はボールになったが、自己最速を更新する151キロをマーク。最後は内角高め149キロ直球で、空振り三振を奪った。





 この投球にはこの日の試合(BSーTBS)で解説を務め、球団OBで沢村賞も受賞した野球評論家の川上憲伸氏も「根尾選手の始まりはここからだと思いますね」とキッパリ。ここまで2試合に登板し防御率・0・00に抑えてきたが、いずれも点差のあるビハインドの場面だった。今回は球界を代表するバッターから一死を奪うというプレッシャーのかかる場面だったが、見事結果を残してみせた。

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