育成出身の助っ人・元広島メヒアを救った丸佳浩の金言「失敗するためには強くなければいけない」

タグ: , , , , , 2023/4/15

2016年から2021年まで広島に在籍したメヒアが、カープ時代の思い出を語ってくれた。(C)CoCoKARAnext

「ニホンゴ、ワスレテナイデスヨ」

 そう笑顔で話してくれたのは、2015年にドミニカのカープアカデミーから練習生として広島東洋カープに加入し、育成契約を経て2021年までカープでプレーしたアレハンドロ・メヒア。積極的に日本の野球や言葉を吸収してきた努力家に、野球人生を変えたNPBでの恩人や日本野球の強さを語ってもらった。

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 メヒアは2013年にドミニカにある育成組織・カープアカデミーに入ると、2015年に練習生として来日。2017年には育成から支配下登録を勝ち取った。2018年にはカープの3連覇に貢献し、日本シリーズにも出場したが、2021年シーズン限りでカープを退団。NPB通算5年で142試合12本塁打、打率2割3分7厘と、成績は大成功とはならなかったが、マジメに野球に取り組み、チームメイトと日本語で和気あいあいとコミュニケーションを取るドミニカンはチームに欠かせない存在だった。

「広島での経験は自分の野球人生にとってとても素晴らしいものでした。広島が終わった後は、ドミニカのウインターリーグに参加しました。そのあとメキシコからオファーが来て、1年間メキシコでプレーしていました。メキシコのレベルも上がっていて、アメリカでなかなか活躍できなかった選手や、有名な選手でもチャンスがなかった選手が参加しているので、本当にハイレベルなところで野球をやることができました」

 母国のドミニカ共和国は、WBCの優勝候補とされながらも1次リーグ敗退。しかし、改めて野球の持つパワー、日本野球の底力を感じたと言う。

「WBCはドミニカでも初めてあんなに盛り上がりましたね。国際的にも、今回の大会が一番盛り上がったと思います。各国ハイレベルな選手が出ていましたが、もっといい選手がいたのに集められなかった。その点、日本は各ポジション本当に素晴らしい選手が集結していて、選手のレベルもチームのバランスも1番良かったですね。

 特に日本と他の国の何が違うかと言うと、最後まで諦めないことだと感じました。プレーしているのは人間ですから、どのチームもミスをして負けることはありますが、日本の場合はより国を背負って、強い気持ちを持ってプレーしていました。その気持ちやプレーは誰が見ても伝わりましたし、世界一の素晴らしいチームだと世界中がわかったと思います。次のWBCに向けて、各国の選手がよりレベルを上げてくるんじゃないかなと思いました」

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