原巨人 止まらない投壊現象 背景にささやかれる「マシンガン継投」

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投壊に頭を悩ませる原監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は5日の中日戦(バンテリンドーム)に3-8と敗れ、再び5位に転落した。ここ最近打ち込まれている投手陣がこの日も粘れず、「8回の男」として貢献していたドラフト3位ルーキーの田中千晴の抹消も決まった。

 1点リードの8回に登板した田中千は一死二、三塁から細川成也に逆転の2点適時打を許すと、若き主砲、石川昂弥にはダメ押しとなる2号2ランを浴びた。この回、一挙5失点、試合後に原監督は再調整を命じた。

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 先発、リリーフ陣とも投壊が止まらない。先月30日の広島戦から5試合連続で7失点以上、8試合連続2桁被安打を続けており、チーム防御率4・39は12球団ワースト。チーム防御率が4点台なのも12球団中、巨人のみというところに深刻さが漂う。

 開幕から悩まされた打線がようやくつながりを見せてきた今、今度は失点が止まらないとなれば、なかなか勝ち星には結びつかない。

 投壊現象が続く背景には「先発陣を早くおろしすぎる」ことも球界内から指摘されている。この日は先発の横川凱を4回3分の1、2失点で降板させ、2番手の鍵谷陽平にスイッチした。結局この試合は横川から始まり6人をつぎこんだ。

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