原巨人 侍ジャパン強化試合の裏で減俸確実となった「選手の名前」

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(C)Getty Images

 巨人侍ジャパンとの強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」(6日・東京ドーム)に臨み、4ー8で敗れた。「収穫」もある一方で、指揮官が厳しい目を向けたのはチームを支える中堅投手陣だった。

 先発は育成出身、3年目左腕の井上。今シーズン終盤にローテーションに加わった期待の若手は侍ジャパン相手に躍動した。

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 2回一死から西川、佐藤輝を連続三振に斬ってとると、4番の村上も封じ込めるなど、3回1安打無失点4奪三振の快投をアピール。チームもウォーカーの3ランが飛び出し、一時は3点差をつけるなど試合をリードした。

 しかし8回に育成右腕の京本が相手4番の村上に同点2ランを許すと、同じく育成の堀岡が山田に勝ち越しソロを浴びた。9回には8番手として登板した鍬原が、塩見と村上にそれぞれ一発を浴びるなど失点を重ねた。

 さらに試合後にはWBC本戦を意識したタイブレーク練習も行われた。無死二塁の場面で登板した畠は先頭の西川に左前適時打を許したのを皮切りに四球もからんで3安打4失点とボロボロの結果に。

 これには原監督もおかんむりだった。試合後は好投した先発の井上を認めつつも「あえてその投手の名前は言いませんけど」と言いつつ、続けて「よみうりランド(ジャイアンツ球場)で実績を残しているピッチャーたちは、何をよみうりランドで練習しているのかと。コーチは何を指導しているのかなというね」とぴしゃり。宮崎で行われている秋季キャンプメンバーに入っておらず、ジャイアンツ球場で汗を流す8番手の鍬原と、試合後のタイブレーク練習の1イニングに登板した畠を指しているのは明らかだった。

 今季チームが低迷したのは投手陣の不振も響いた。リーグワーストの防御率を改善すべく、秋季キャンプでは若手投手陣の底上げを図っているが、「居残り組」のふがいなさに怒りを隠せなかった。

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