巨人 自力V消滅でいよいよ始まった「保身モード」で空中分解必至?

タグ: , 2021/9/27

 巨人は負ければ自力V消滅となる26日の阪神戦(東京ドーム)に3―4の惜敗。2位・阪神とは4ゲーム差ついたため、残りゲームを全勝しても阪神には追いつかなくなったため、この時点での自力優勝の可能性が消滅した。残り21試合、目指すリーグ3連覇にいよいよ崖っぷちとなっている。

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 先発は14年ぶりの中4日となった山口。序盤は走者を出しながらも緩急をつけて阪神打線を抑えていたが、3回につかまった。2死から大山に一発を浴び、続く糸原に四球を与えたところで戸根にスイッチ。戸根は二死一塁で迎えた糸井を二ゴロに打ち取り、この回は火消しに成功。

 だが、5回に連続四球で一死一、二塁のピンチでこの日、本塁打を放っていた大山を迎えると、今度は3番手の鍵谷にスイッチ。大山は空振り三振に打ち取ったものの、続く糸原に四球。二死満塁とし、糸井に走者一掃の二塁打を浴びた。

 結果的に5回のこの3失点が重く響いたこともあり、試合後、宮本投手チーフコーチは「今日の試合は全て四球ですね」とコメント。先発の山口が4四球、特にターニングポイントとなった5回は戸根と鍵谷のリリーフ2人で4四球を出したことに「これは一軍投手として恥ずかしい結果。反省しないといけない」とぴしゃり。リリーフの2人を厳しく断罪してみせたのだ。





 投手の四球は失点につながるため、当然避けなければいけないが、ここにきての四球増には『人災』の側面もあるという指摘も。

 「5回の失点も、そもそも先発の山口が3回途中の早期降板となったことが発端。結果として先発を早くおろしたことで、しわ寄せがリリーフにきた。しかも今年の鍵谷といえば、『鍵谷がいたからこの位置にいられる』とまでいわれる安定的な投球を続けてきたリリーバー。日頃の負担を考えれば、ここまでいうのも酷な気はする」(球界OB)。今季の鍵谷はここまでチーム最多の52試合に登板し3勝0敗1セーブ、防御率2・95の成績を残す(26日現在)。何度となくチームのピンチを救ってきただけに、1試合の結果での『戦犯』扱いは波紋を呼びそうだ。

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