日ハム・栗山監督、既成概念を打破する「働き方改革」とは?

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 プロ野球・日本ハムの栗山英樹監督(57)が、また既成概念をくつがえそうとしている。

 先発投手は従来、最低でも5~6回以上の長いイニングを投げることが役割とされてきた。だが、栗山監督は先発に短いイニングを託す「ショート・スターター」という新しい起用法を提案した。


 2日の楽天戦(楽天生命パーク)で早速、実行に移した。先発左腕の加藤貴之が3回1安打無失点。球数は46球だったが、4回から新戦力右腕バーベイトを投入して3回1失点。異なる先発タイプ2人で6回1失点と試合をつくり、上々のスタートとなった。

 栗山監督は振り返る。「継投は狙い通り。加藤の特長が1番出る形」。立ち上がりはいいが、長いイニングに不安を残す加藤を先発起用。内容的には続投の選択肢もあるはずだが、迷わずに交代。2番手バーベイトは故障歴があるため、短いイニングの方が計算できる。適材適所で2人に3イニングずつ任せる、栗山流の「働き方改革」だ。

 試合は1-3で敗れた。賛成や反対、外野からさまざま声が聞こえてくるが、栗山監督には強い信念がある。「こっちは批判覚悟。常識を疑って、新しいものが生まれるはずだと思って野球をやっている」。大谷翔平(現エンゼルス)の二刀流、大谷の「1番・投手」起用、稲葉篤紀(現侍ジャパン監督)の「攻撃的2番」起用など、逆風を受けながらも球界の常識にとらわれないアイデアで成果を残してきた栗山監督ならではの発想といえる。

・合わせて読みたい→
日ハム・栗山監督に学ぶ若手とのコミュニケーション術(https://cocokara-next.com/motivation/hidekikuriyama-communication-method/)

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