侍ジャパンメンバー、中日・高橋宏斗のフォーム変更問題はアリか、ナシか レジェンドOBから指摘された「問題点」とは

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 新シーズンへ向けて各球団が春季キャンプを行う中、中日のキャンプでは高橋宏斗投手(20)の投球練習に注目が集まった。高橋はオリックス山本由伸投手(24)と自主トレをともに行い、山本にそっくりな投球フォームに変更した姿を披露し、チーム内外から驚きの声が上がっている。

 そんな高橋の新フォームについて、中日OBでかつてエースとして活躍した野球評論家の川上憲伸氏が自身のYouTubeチャンネル『川上憲伸カットボールチャンネル』で語った。

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 3年目を迎えた昨年は、最速158キロのストレートとスプリットを武器に6勝をあげ、侍ジャパンWBCメンバーに最年少で選出されている。今年の中日を引っ張って行くだけでなく、日本代表としての活躍にも大きな期待がかかるだけに、この投球フォーム変更には戸惑う声も多かった。

 川上氏は高橋のフォーム変更について、「誰が見てもフォームが変わったと分かるくらい、かなり自分の中でも変えたと思う。それだけ変えると、変化球の質が変わったり、出来てたことができなくなったりする。ひょっとしたら、また元のフォームに戻す可能性もあるので、そこまで気にしなくてもいいかな」と大幅な変更に驚きつつも、そこまで気にする必要がないときっぱり。いきなりの”山本スタイル”への変更には指揮官の立浪和義監督(53)も、「彼(山本)の良いところと、高橋の良いところがあるわけで、全部が全部、一緒にしようとするとおかしくなる」と、頭ごなしに否定はせず高橋の向上心などは認めて指導。

 フォームを大きく変えたことは、決して本人の自分勝手で無責任な行動というわけではない。昨年の素晴らしい成績がありながらフォームを変更することは、高橋のこの上ない向上心の高さと、強い覚悟を感じられる。さらに球界のエースに教えてもらうとなれば、影響を受けるのは当然だろう。

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