巨人と西武、両リーグ優勝チームの対照的なFAの歴史、それぞれの獲得数と流出数

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 プロ野球シーズンが大詰めを迎え、セ・リーグは巨人が、パ・リーグは西武が優勝を飾った。選手が一定の条件を満たせば、自由に他球団へ移籍できる「FA(フリーエージェント)」制度の観点において、対照的なスタンスをとる両チームが令和元年の頂点に立った。

巨人は12球団最多の26人をFAで獲得


 FA制度は93年から導入され、巨人はこれまで12球団最多の26人を獲得。簡単に言えば、豊富な資金力で、他球団が育てた選手を補強する形をチーム編成の中心に置いてきた。2位ソフトバンクのFA獲得が13人だから、巨人がいかに大型補強をしてきたかを示す数字だ。

 そのFAで今季、広島から加入した丸佳浩外野手が、まさに期待通りの活躍を見せた。優勝した21日の時点で、27本塁打、89打点、打率.294。特に坂本との1、2番コンビは脅威で、初回の得点は両リーグで巨人が最も多かった。西武からFA加入した炭谷銀仁朗捕手も、バッテリー強化の役割を果たし、優勝に貢献した。

 5年ぶりに胴上げされた原辰徳監督が、FA戦略の秘話を明かした。昨年オフ、監督復帰を打診された後、補強について球団と話し合った。FA目玉選手は丸、浅村栄斗(西武→楽天)、西勇輝(オリックス→阪神)の3人だった。最大のライバルは3連覇中の広島だったため「浅村も西も戦力になるが、丸がとれれば広島の戦力をそぐことにもつながる。丸だけは、何としても」と方針を固めたという。実際、広島は丸の抜けた穴を埋められず、優勝を逃した。

・合わせて読みたい→
巨人のトラウマ…FAの人的補償で失ったアイツ(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/trauma-of-the-giants/)

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