原巨人 打撃コーチ総退陣でも「貧打」が解消されない「理由」

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(C)Getty Images

 巨人は6日、村田修一1軍打撃兼内野守備コーチ(41)、金杞泰1軍打撃コーチ(53)横川史学1軍打撃コーチ、実松一成1軍バッテリーコーチ(41)、松本哲也2軍外野守備走塁コーチ(38)、後藤孝志3軍打撃コーチ(53)の6コーチが今季限りで退任すると発表した。

 今シーズンを4位と5年ぶりのBクラスに沈んだチームではチーム改革の必要性がいわれており、まず第一弾としてコーチ陣にメスが入った形だ。

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 注目は、1軍打撃部門の3人ともが退任となったこと。今季はチーム打率・242とリーグワーストに沈んだことで村田、金、横川コーチの3人が責任を取らされた形だ。今後は新任のコーチが貧打解消の課題に取り組むことになるが、「障壁」もささやかれている。

 「今季は不振が長く続いた岡本に対して原監督が直接指導したこともありました。巨人の場合、打撃部門の統括は結局は指揮官の原監督になる。中田などの中心選手は特にその傾向が強いとあって、新任のコーチが来るにせよ、しっかり指揮官にモノを言える人が求められています」(球界関係者)

 今季不振が長く続いた若き主砲、岡本和への指導に関しては原監督も冗談交じりに「指導が合わなかったかな?」とこぼすこともあった。野手出身の監督らしく、直接指導に熱が入ることもしばしばとあって、新任のコーチには指揮官と同等に熱く意見を戦わせられる人物が適任と見られている。

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