浅倉カンナ、期待と不安の葛藤の末の「圧勝」 『早く試合がしたい』と思っていたはずなのに…

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 綜合格闘家・浅倉カンナが初となる年下の対戦相手・古瀬美月を圧勝で下した。

 浅倉にとって、実に7ヶ月半ぶりの試合「RIZIN.22-STARTING OVER-」(女子MMAルール49kg級)が8月9日に横浜のぴあアリーナMMで行われた。

 コロナウイルスの影響でなかなか試合が決まらず、自粛中も練習が制限されるなど、苦しい環境の中で戦う準備だけは行ってきた。

 緊急事態宣言が発令された4月。予定されていた試合が無くなり、いつ再開できるか分からない状況。練習も思うように行えず、スイッチがなかなか切り替わらないと漏らしていたこともあった浅倉。

 それでも、「やはり、試合が無くても練習はしないといけない。そこはコロナどうこうに関わらず、基本的な部分ではあるので、いつ試合がきても良いように行っていました」と、試合へ向け、自分ができる範囲の練習を精一杯行ってきた。

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『早く試合がしたい』と思っていたはずなのに…

 7月。ついに待ちに待った、試合の開催が決まった。

 自粛中もずっと心待ちにしていた試合。だが、試合が決まった時、浅倉にある感情が生まれたという。

「試合が決まった時は、『やっと決まったな』と思いました。ただ、『早く試合がしたい』と思っていたはずなのに、いざ決まると追い込みが始まって、日々何かに追われているような気がして・・・。練習が怖いなと思う時もありました」

 自粛中も常に試合へ向けた練習を行ってきたはずが、いざ練習が始まると、練習への「恐怖感」に追われることもあったという。

 だが、試合の1週間前には、「自粛中に取り組んできたこと、練習ができていないのではという周囲の不安をかき消す試合をしたい。今はワクワク感でいっぱいです」と、試合への意気込みを語っていた。

 迎えた今日の試合。試合前とほとんど変わらない笑顔で入場する古瀬に対し、浅倉に笑顔はなく、覚悟に満ち溢れた表情をしていた。

 試合前の会見時には、「(古瀬に対し)圧勝したい。自分が壁になってしっかりと立ちはだかりたい。」と話していた浅倉。その言葉通り見事な「完封勝ち」を収めた。






※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

◆浅倉カンナオフィシャルサイト公式サイトhttps://asakurakanna.com/

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