公式戦「二刀流」デビューを飾った日本ハム・矢澤宏太 球団OBもポテンシャルを絶賛!「すべてにおいて長けている」

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二刀流デビューを果たした矢澤に対する新庄監督の期待も高いはずだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 若武者が鮮やかな「二刀流」デビューを飾った。

 日本ハムのドラフト1位ルーキー、矢澤宏太が5月21日のオリックス戦の8回裏にリリーフとして登板し、公式戦で初めて投手として出場を果たした。野手としては開幕2戦目の楽天戦でスタメンデビュー以降、26試合でプレーしており、2013年の大谷翔平以来となるプロ1年目の投打両方での出場となった。

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 投手デビューを飾ったオリックス戦では打者3人に計13球を投じノーヒットに抑え、2三振を奪っている。ストレートは最速で148㎞を記録し、宜保翔、廣岡大志、茶野篤政と左右の打者との相対するも、危なげないピッチングを披露。マウンド上では終始表情を変えず落ち着いた様子で、自信を漲らせながら淡々と打者を打ち取っているようにも感じられた。

 この日、敵地で王者・オリックスを相手に完璧な投手デビューを飾った、若き「二刀流」の活躍には球団OBもご満悦のようだ。

 現役時、日本ハムで主力投手として活躍し、オールスターにも3度出場するなど実力、人気を誇った岩本勉氏が自身のYouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』の中で、大物ルーキーの初マウンドに対し賛辞を贈っている。

 岩本氏は21日のオリックス戦試合後に更新した動画においてこの日の投球を振り返っており「今日、ベースになったのがストレートだった。ストレートでカウントを整えて、決め球でスライダーを投げるという気持ちが感じられた」と投球内容に言及。さらに「どちらでも三振が取れる」とも述べており、この日のストレート、スライダーの両球種のキレも絶賛していた。

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