ドイツ、スペイン撃破は「よくやったけど『必然』ではない」日本代表に大物OBが辛辣批評。4年後への提言も

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(C)Getty Images

 カタールワールドカップで日本代表はクロアチア代表に敗れ、ベスト8進出はならなかったものの、初戦から劇的な勝利を挙げるなど、大きな注目を集めた。

 優勝候補の呼び声も高かったドイツ、スペインを下し、クロアチアとも120分を戦い抜いた。激闘を演じた末、最後はPK戦で敗退となるも、日本の戦いぶりは過去6大会には無いほどのインパクトを放つこととなった。

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 多くの選手のパフォーマンスも世界中から称賛を浴びた日本の躍進。しかし、ある大物OBは今大会の結果、内容に物足りなさを強く感じているようだ。

 現役時代にサンフレッチェ広島や名古屋グランパス等でプレーし、2010年の南アフリカW杯に出場した闘莉王氏がYouTubeチャンネル『闘莉王TV』において今大会を総括し、12月7日に配信された「『PK戦までの準備をしていたのか』W杯16強クロアチア戦で惜敗の森保Jに闘莉王が憔悴の緊急提言『最初からベストメンバーを出すべき!』」の中で、自身の見解を語っている。

「2010年がどれだけ難しかったか、今回分かったかもしれない」

 闘莉王氏はそう述べており、クロアチア戦のPK戦を、自身が出場し同じく16強でPK戦での敗退となった南アフリカ大会パラグアイ戦と重ねた。

 その上で「そこ(PK戦)まで準備していたのかどうか」と疑問を抱きながら「南野(拓実)は真ん中に蹴るかと思った。三笘(薫)も決していいPKではなかった。(吉田)麻也も、うーん……。やっぱり難しいんですよ」と3選手が止められたPK戦の内容を振り返った。

 さらにドイツ、スペインからの勝利に関しては「たまたまだと思っている。よくやったと思うけど、『必然』ではない。『偶然』だ」と硬い表情でコメントしており、その後も「奇跡の2勝」と評している。

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