楽天・田中将大が初実戦登板、4安打3失点も収穫を強調 過去に国内復帰したメジャーリーガーたちの復帰後初実戦はどうだったか

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 ヤンキースから楽天へ8年ぶりに復帰した田中将大投手が20日、初実戦登板となる日本ハムとの練習試合に先発した。結果は2イニングを投げて4安打3失点。1学年下のライバル、中田翔に左翼席への3ランを浴びた。

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 結果だけ見れば両手を上げて喜べるものではないかもしれないが、登板後の田中は収穫を強調。元々、結果は求めていなかったようで「ゲームのマウンドに立って、打者に対して投げる。それがまず自分の中で大きなステップだと思っていた。そこがしっかりとできて良かった」と満足げに振り返った。

 確かに従来のメジャーであれば、今はまだバッテリー組がキャンプインしたばかりという時期。パドレスへ移籍したダルビッシュ有も「アメリカならまだバッティングピッチャーすらやっていない時期にもう試合で投げていますし、ボールとマウンドも違う中なので相当大変なんだろうなって思います」とツイートした。

 では過去に国内復帰したメジャーリーガーたちは、どのような復帰後初実戦を経ていったのか。いくつかの例から振り返ってみたい。





 田中と同じくヤンキースから古巣へ8年ぶりに復帰したのが、2015年の広島・黒田博樹。キャンプは本隊が沖縄に移る2月18日から合流。フリー打撃、シート打撃への登板と打者相手の調整を経て、初実戦マウンドは3月8日のヤクルトとのオープン戦だった。

 本拠地マツダスタジアムで先発し、4回1/3を無安打無失点。5回1死で降板するまで打者13人をパーフェクトに封じる完璧すぎる初実戦だった。

 2月6日にキャンプに合流し、打者相手には一度も投げずに、ぶっつけ本番で早々に実戦マウンドに立った田中とは、調整過程が大きく異なる。それでも左打者の藤井相手に内角のボールゾーンからストライクへ曲げるフロントドアのツーシームで見逃し三振を奪うなど、メジャー帰りの看板に違わない実力をまざまざと発揮。このシーズンは結果的に26試合に投げて11勝8敗、防御率2・55の好成績で、リーグ優勝に大きく貢献した。

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