ロッテ・吉井コーチが選手に伝えている現役時代の苦い経験とは?【千葉ロッテ選手が大切にDOする言葉】

タグ: , 2019/12/25

 今あるチャンスを大事にする。千葉ロッテマリーンズの吉井理人投手コーチが大事にしていることだ。それは現役時代の苦い経験に基づいている。1989年、近鉄バファローズは熱戦のパ・リーグを勝ち抜いて9年ぶり3度目のリーグ優勝を果たす。最後の最後まで優勝争いがもつれた中でのミラクル。吉井コーチはこの年はリリーバーとしてチームに貢献。47試合に登板をして防御率2・99、5勝20セーブを挙げている。

(c)千葉ロッテマリーンズ

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日本シリーズでまさかの4連敗


 リーグ戦も劇的だったが日本シリーズもまた今も語り継がれるほどの劇的な展開となる。近鉄3連勝の後に巨人が4連勝。あと一つが遠かった。まさかの4連敗を食らい近鉄は悲願の日本一を逃した。月日が流れた今、吉井コーチは懐かしそうに、そして悔しそうに話す。

 「あの時の日本シリーズはチーム全体で、どこか浮かれていた部分があった。日本シリーズというよりはオールスターのような雰囲気。日本シリーズを楽しもうという空気がチームに流れていた。今、思うとものすごくもったいない。あと一つで日本一になれるチャンスだった。結果的にそのチャンスを逃して近鉄は日本一になることなく消滅をしてしまった。あの時が一番のチャンスだったと思う」

 近鉄は00年にもリーグ優勝をしたがヤクルトの前に敗れ日本一はならなかった。そして04年。近鉄は球界再編の激流に飲み込まれ、日本一になることなく消滅してしまう。振り返ると日本一に王手をかけた89年が最大のチャンスだった。しかし勝利の女神に逃げられた。勝利への執念が巨人の方が上回っていたとしか言いようがない負け方だった。悔いだけが残った。

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