「村上は昭和の心を持っている」燕・村上が世界新の5打席連続弾!球団OBが指摘した「成長のポイント」とは

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 ヤクルトの村上宗隆内野手(23)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。5打席連続はメジャーでも達成した選手がいない偉業。日本では王貞治(巨人)、ランディ・バース(阪神)、古田敦也(ヤクルト)らが記録した4打数連続を超え、若きスラッガーがまた一つ金字塔を打ち立てた。

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 圧巻の打撃だった。31日の阪神戦で3打席連続本塁打を放って臨んだ試合。2日の中日戦(神宮)に「4番・三塁」で先発出場した村上は初回2死、中日・柳の真ん中に甘く入ったカーブを見逃さなかった。打球はぐんぐんと伸びて、右翼席上段へ飛び込む4打席連続となる38号をマークするとさらに3回だ。

 再び柳との対戦、フルカウントからの6球目は外角低めのチェンジアップ。体勢を崩されながらも捉えると、左中間に飛び込む39号2ランをマーク。難しい球を逆方向に運ばれ、これには打たれた柳も両ひざに手をついてがっくりだ。昨年、最優秀防御率、最多奪三振など投手二冠に輝いた右腕でも今の村上を止められない。圧巻のパワーで本塁打量産態勢に入った。

 お立ち台では「今日夢でホームランを打つのを見たので、もしかしたら打てるじゃないかと打席に立ちました」と「夢は正夢弾」だったことを告白、球場に詰めかけたファンを喜ばせた。

 95試合で39本塁打はシーズン58発ペース、バレンティンが持つ日本記録の60発超えも視野に入る。自身も目標と公言している「令和初の三冠王」とともに大記録にまい進している。

 そして高卒プロ5年目にして大きく飛躍をとげている村上の成長の軌跡にも改めて注目が高まっている。かつて、ヘッドコーチを務め、村上を厳しく指導したことでも知られるOBの宮本慎也氏はこう語ったことがある。

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