RIZIN CEO榊原氏がBELLATORとの全面対抗戦の見どころを熱弁「堀口恭司のせいで…(笑)」

タグ: , , , , 2019/12/26

 令和元年の締めくくりに、世紀のマッチアップが実現する。12月29日に行われる「BELLATOR JAPAN(ベラトール ジャパン)」では、日本の格闘技全盛期を支えた皇帝・ヒョードルが参戦。クイントン・ランペイジ・ジャクソンと対戦し、日本最後の勇姿を見せる。大晦日の12月31日は、5年連続となる「RIZIN」を開催。神童・那須川天心や、バンタム級タイトルを狙う朝倉海などが年末を彩る。

この2大会で注目されているのが、初の試みとなるBellatorとRIZINの対抗戦。12月29日と31日の2日間で5試合が行われ、RIZINの大将には朝倉未来、副将に元谷友貴らが出場する。

日本初開催となるBELLATOR JAPAN、そして対抗戦の見どころを、RIZIN CEO榊原氏に聞いた。

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「皇帝ヒョードル」日本ラストファイトをRIZIN CEO榊原氏が語る、PRIDE時代の思い出(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/nobuyukisakakibara-interview-01/)

「BellatorはRIZINを5タテするつもりでくる。それは堀口恭司のせい」


—RIZIN協力のもと、BELLATOR JAPANが開催されます
「アメリカのBellatorの試合が日本で行われるのは初めての試みですね。全米でも試合開始と同時に生中継され、ロスやニューヨークに行かないと見られないような試合を日本で見ることができる、またとない機会です。世界のトップファイターが集まる、このスケール感を体感してもらいたいですね。Bellatorは、今のRIZINではまだ見たことのないような重量感のあるファイトを見せてくれると思います」。

—特に注目すべきポイントを教えてください
「29日のBELLATOR JAPANと31日のRIZIN.20では、同じさいたまスーパーアリーナで行います。しかも、花道や照明、音響とかはBellatorとRIZINで全く同じ。違うのは、29日はサークルケージ、31日はリングで試合が行われます。でも、同じ場所で同じ環境なのに、BellatorとRIZINでは作り出される空気感とか雰囲気とかが全く別物になるんですよ。その違いを見比べて、こんなに違うんだなというのを感じて欲しいですし、そんなスペシャルな機会があることを十分に楽しんで欲しいですね」。

—ヒョードルのラストマッチが話題ですが、そのほか特に注目しているカードはありますか?
「マイケル・『ヴェノム』・ペイジと安西信昌の一戦ですね。安西は今年の春先までUFCでやっていましたが、今回マイケル・ペイジのカードを組むに当たり、日本でウエイトが合って実力もある選手ということで、安西選手に白羽の矢が立ちました。とてもいいカードだと思いますし、マイケル・ペイジはおそらく今世界の総合格闘技の中でもっとも見たいと思う選手トップ3に入ると思います。ベンソン・ヘンダーソンの欠場という残念なニュースを補うにあまりある選手。これは日本大会を絶対に成功させたいという、Bellator代表スコット・コーカーの意地を感じます。そのくらい、マイケル・ペイジを口説いてマッチアップしたということはすごいことですね」。

—日本人選手ではどうですか?
「浅倉カンナは、海外からマークされる実績とレベルにある選手。カンナの相手、ジェイミー・ヒンショーは手強いですからね。KOTC(キング・オブ・ケイジ)の現チャンピオンですから。カンナとしては、この辺りのトップどころの選手としのぎを削っていく必要がある。カンナにとっても真価が問われる試合です」。

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