RIZIN・榊原CEO「やっぱり日本には石井がいたじゃん!」と言うような試合を期待、「堀口恭司と同じくらい世界で通用する選手」

タグ: , , , , 2019/12/30

 柔道男子100kg超級の金メダリストで、個性的なキャラクターで日本中の注目の的となった総合格闘家の石井慧が、2年半ぶりに「RIZIN」に参戦。再び大晦日の夜を盛り上げる。

石井は2008年8月に北京オリンピックで金メダルを獲得すると、同年11月には総合格闘家への転進を表明し、日本中を驚かせた。以降は国内外の大会に積極的に参戦しているが、2度の結婚離婚やクロアチア国籍取得など、取り沙汰されるのはリング外のことばかり。そんな型破りなファイターが2年8ヶ月ぶりに日本の「RIZIN」に戻ってくる。RIZIN CEOの榊原氏は石井をどう評価しているのか、話を聞いた。

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「期待を裏切ってきたけど、堀口恭司と同じくらい世界で通用する選手」


「僕らからすると、石井慧という選手が今の日本のファンからどういう評価で見られているのかを掴みきれていないところがあったんですよ。というのは、ここまで期待が大きかった分、なかなかそれに応えられてこなくて、日本のファンの期待を裏切ってきていた。強くて、オリンピックで金メダルまで取っているが故に、求められることが大きい。それだけオリンピック柔道の重量級でのゴールドメダルって重たいもんですから。その期待を一身に背負って、日本のヘビー級をずっと引っ張って来たことは間違いない。

ここ2年半くらいはRIZINから離れて海外でしのぎを削り、その活躍ぶりは目を見張るものがあります。そういう意味では、堀口恭司と肩を並べる、世界で通用する選手。かつ、日本では数少ないヘビー級の格闘家です。『やっぱり日本には石井がいたじゃん!やっぱり石井すごいよ!』というような試合を見せてほしいですね。今回の石井慧は、2年半コツコツと海外で精進して、試合でも実績を積んで来ている。2年半前にヒース・ヒーリングと対戦した時とはまた別人の石井慧が見られると思うので、楽しみにしてほしいですね。相手のジェイク・ヒューンも石井慧の成長ぶりを計るには、良い相手ですし。寝技でも立ち技でも、どの局面でも石井慧の良さを見せられるし、もちろん間違ったら確実にやられる。いい意味で、今、現在の石井慧の姿を見せられるカードだと思います」。

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