RIZIN榊原CEOの心中を考察―「選手はプロモーターのおもちゃじゃない」(前田日明)から見えてくるもの【シバターVS久保優太の八百長騒動はリトマス試験紙】

タグ: , , , , 2022/2/7


 大みそかの「Yogibo presents RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)からひと月が経過し、2022年の格闘技界もようやく本格的に動き始めようとしているが、年明けから今日までの間に気になる発言がいくつか散見された。その中の一つに前田日明氏がRIZINの榊原信行CEOに対して発言した「選手はプロモーターのおもちゃじゃない」があった。今回はこの発言を見えてくるものを考えてみた。全4回の第3話(取材・文=Show大谷泰顕)

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RIZIN榊原CEOの心中を考察【石井館長いわく、「RIZINは競技かイベントか」】 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/nobuyukisakakibara-rizin-01/



 当然のことながらRIZINの経営状態の詳細は定かではないが、例えば2020年にはクラウドファンディングを大々的に行い、広く資金を募ったこともあったし、そうでなくともいつまた緊急事態宣言が出て、大会が延期や中止になることを想定しながら日々の業務に向かわなければならない。いや、そうなるともう慣れるしか方法はない。

 それでも大みそかには2万人を越える観客を集めたのはあっぱれとしか言いようがないし、少なくとも日本にはそんな(プロレスを含めた上でも)格闘技の大会は存在しない。だが失礼ながら、それでもRIZINの経営状態がそこまで回復したとは記者は思えない。

 そういった状況を踏まえると、前田日明氏の口にした「選手はプロモーターのおもちゃじゃない」発言が例え正論であったとしても、前述した通り、記者としては決して手放しに喜ぶ気にはなれなかった。





 もちろん、前田氏の歯に衣着せぬ発言こそが最大の魅力であり、記者もそれを楽しんできた一人ではあるものの、客観視して現在のRIZINを見た時に記者が思うのは、「よくやっているな」しかない。

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