侍ジャパンが待つ「左地獄」 韓国戦ではかつての「天敵」も登場か

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(C)Getty Images

 WBCに出場するヌートバー(25)、大谷翔平(28)のメジャーリーガー組が2日、来日。侍ジャパンに合流し、来週に控える第1ラウンド初戦の中国戦(9日・東京ドーム)に向け、調整を進めていく。

 そして、チームでは鈴木誠也(28)の辞退に伴い、ソフトバンクから牧原大成(30)が追加招集された。「鷹のジョーカー」として知られ、内外野こなせるユーテリティプレーヤーでもある。

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 侍ジャパン栗山英樹監督は牧原について「鈴木誠也選手の代わりではなく、センターの守備でのスピードや外野での判断は知っての通り。ショートやセカンドでもスタメンになる。能力の高い選手だし、すべての面で信頼している」と高い期待を語った。

 一方、右の大砲、鈴木を欠くことで、日本チームではオーダーに左打者が6人入ることが予想され、ややバランスを欠くことも危惧されている。栗山監督も「ジグザグ打線」を理想としていたが、牧原も左打者とあって、この点ではピースを埋めることにはならなかった。

 そしてこのポイントを1次ラウンドでぶつかる韓国チームも注視しているという。

 今回の事態を受け、宿敵韓国も「切り札」を投入すると見られている。左打者がどうしても多くなる日本チームの布陣に対して、先発には左腕を起用することが濃厚。183センチの長身左腕で2種類のスライダーをあやつるク・チャンモ、同じく長身左腕のイ・ウィリは東京五輪でも2度先発を務めた。140キロ後半の直球とスライダーを操り、制球力の良さも評価されている。

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