【侍ジャパン】鷹のジョーカー 牧原選出の背景にある「切迫した理由」

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 侍ジャパンは左わき腹の張りのため鈴木誠也(28)が辞退となったことを受け、ソフトバンク牧原大成(30)の追加招集を発表した。

 週末に行われたソフトバンクとの壮行試合でも二塁打を放つなど、攻守で存在感を示した。牧原は昨季、自己最多の120試合に出場し、打率・301、6本塁打、42打点、13盗塁を記録。内、外野を守れるユーティリティープレーヤーとして知られ、様々な役割をこなせることから「鷹のジョーカー」として知られる。

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 栗山英樹監督は牧原について、「センターの守備でのスピードや外野での判断は知っての通り。ショートやセカンドでもスタメンになる。能力の高い選手だし、すべての面で信頼している」とこのピンチを救ってくれる選手になると語った。

 また牧原の選出においてはこの「ユーティリティプレーヤー」であることも大きかったようだ。

 まず外野においては当初の選出時点で4人と少なかったこともあり、先発右翼が予定されていた鈴木を欠くことで、一気にスクランブル態勢を強いられている。壮行試合でも中堅を守った近藤健介(29)を中心に、ヌートバー(25)が右翼、左翼に吉田正尚(29)を配置する構想はあるが、ヌートバーは侍ジャパン初合流とあって、連係プレー含め、最適解を急ピッチで模索していくことになる。この点では今季中堅を中心に調整、強肩でも知られる牧原が加わったことで安定感が増すことになる。

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