T藤浪 目指す先発ローテ入りに「黄信号」 指揮官から「ダメ出し」食らう理由とは

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 何とかすべり込めるか。先発ローテーション入りを目指す阪神・藤浪晋太郎投手(27)は19日の楽天との練習試合(金武)に3回から2番手で登板し、3回を投げ4安打1失点。及第点にも見えるが、指揮官の矢野監督にはどうにも納得がいかなかったようだ。

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 この日の藤浪の投球に関して矢野監督は「ボール、ボール、変化球ボール、変化球ボールになって、真っすぐで行く。どうしても厳しいコースを狙いにくいし、バッターも真っすぐを狙ってくるし、やっぱりヒットを打たれる」と首をかしげる。

 一方、投げた藤浪は手ごたえを感じているようだ。19日の試合では自主トレを共に行った巨人・菅野から教わったワンシームを試投。ゴロアウトを取ることに成功したことで今後も使っていく方針だ。ほかにも今キャンプはこれまで使ってこなかった球種を試すなど、投球の幅を広げることに貪欲な姿勢を見せている。





 一方、この「スタイルチェンジ」が首脳陣との不協和音の原因と指摘する声もある。

 「藤浪の持ち味といえば、150キロ超の剛速球がある。高身長から見下ろすように投げるとそうそう打てるものではない。本人が課題の制球難を克服しようと意欲的に色々試しているのは認めるが、やはり首脳陣としたら、原点の直球を大事にしてもらいたいと思っているのではないか。直球で追い込んで、変化球で打ち取る。先発として長いイニングを投げる上でも球数を費やすのは決していいことではない。そのあたりに藤浪が気づけるか」(球界関係者)

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