広島・秋山翔吾 日本復帰1号で称賛集めた「あのふるまい」

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(C)Getty Images

 いよいよ本領発揮だ。広島・秋山翔吾外野手(34)が15日の巨人戦(東京ドーム)で移籍後初アーチをマークした。

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 「3番・中堅」で先発出場した秋山は初回1死二塁、フルカウントから山崎伊の8球目の直球を捉えて、右中間へ先制2ラン。NPBでは西武時代の19年9月13日のロッテ戦(メットライフ)以来、1036日ぶりのアーチとなった。

 「ここからスタートという気持ち。(東京ドーム)1打席目に出たことは良かった」と腕をぶした。

 広島が獲得するにあたって人柄を含めて高く評価されたという秋山のフェアプレー精神は日本復帰弾の場面にもかいま見えた。待望のアーチとなった初回の場面、ダイヤモンドを回る際にも秋山に笑顔はなく、口は固く結ばれていた。そこには試合序盤だから浮かれてはいられないという気持ちもあっただろうが、「相手球団への敬意ですよね。ガッツポーズなど皆無なのも、秋山選手らしいと感じました」(放送関係者)

 西武時代には最多安打のタイトルを複数回受賞、日本球界が誇るスラッガーは相手球団へのリスペクトの気持ちも忘れない。野球に真摯に向きあう。そういった姿勢が多くの人の共感を呼び、球団の垣根を越えて応援の輪が広がっている。

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