巨人・中田 4番の仕事の裏に「恩師への思い」と「中田軍団」の存在

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 これぞ4番の仕事だ。巨人は8日のDeNA戦(東京ドーム)に6ー5と勝利。4番・中田翔内野手(33)の一発が決めてとなった。

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 1点を追う5回。一死一、二塁で打席に入った中田はDeNA2番手・平田の投じた低めツーシームを捉え、左中間スタンドへ飛び込む逆転の19号3ランを放つ。「よっしゃー!」思わず声が漏れる会心の当たりにベンチも大盛り上がりとなった。

 8月11日に4番に座ってから24試合で22打点をマーク。7月に続き、8月、9月も打率3割超えと好調をキープ、不振の岡本和に替わって4番の役割をしっかり果たしている。

 好調の背景には「モデルチェンジ」がうまく働いていることにもある。以前は長打狙いだったが、ここにきて、追い込まれればコンパクトな打撃を心がけるなど意識を変化させている。

 今季3度目の2試合連続弾。チームを救う4番の活躍には原監督も「翔の力で打ってくれたというところですね。うちの打者の中で一番、近いポイントで打てる打者ですね。ですから必然的に率も良くなるし、勝負強さも出てくるしね」と最敬礼。

 6日にはたびたび、直接指導を受けてきた長嶋終身名誉監督が緊急入院した。「すごく本当にみんなが心配している」と恩師に届く一発となることを願っている。

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