巨人・井納 ドン底まで落ちた評価 「史上最悪補強」の屈辱をはね返せるか 〈がけっぷちの男たち〉

タグ: , , 2021/12/31


 V奪回を目指す巨人では来季もチーム内外に波紋を呼んだ先発投手陣の「特攻ローテ」続行を決めている。

 来季の先発構想について原監督は「柱の4本はしっかりつくりたい」とし、4本柱を中5日で回した上で、ほかの選手を「チャレンジ枠」として先発の適性を見ていく構えだ。4本柱の候補には菅野、山口、メルセデス、戸郷、高橋、新外国人のアンドリースらが浮上しているが、残念ながら井納の名はまったく出てこない。

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 「オフの原監督の発言を聞いても、井納の『い』の字も出てこない。はっきりいって来季のチーム構想からは外れているのだろう。ここから巻き返すには相当な頑張りが求められる」(球界関係者)

 昨年オフにDeNAからFA権を行使し、2年契約の総額2億円で巨人に入団(金額は推定)した井納のケチのつけ始めは開幕直前の出来事にあった。3月15日に自身の不注意により練習中に頭部を負傷。開幕ローテーション入りを果たすも、3月31日の中日戦(バンテリン)では2回を持たず1回0/3、5安打4失点と炎上し、即二軍落ちとなった。その後は中継ぎとして起用されたこともあったが、結果を残せず、今季の成績は5試合で0勝1敗、防御率14・40と自己ワーストの成績だった。





 入団当時の会見では原監督から「先発ローテの一角として、150イニング、200イニング近く投げてもらうことを考えています」と期待を集めただけに、指揮官としては裏切られた気持ちにもなったのかもしれない。

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