松岡修造が熱く語った全米オープン 「錦織の人生が変わる」、「僕が黙ったら良いシーン」

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「視聴者の皆さんにも選手と一緒に戦ってほしい」。WOWOWテニス解説者の松岡修造が全米オープンテニスの見どころを語る!


 グランドスラム第4戦の全米オープンテニスが、アメリカ・ニューヨークにて現地8月27日に開幕する。大会を前にWOWOWテニス解説者の松岡修造(日本テニス協会強化副本部長)が、出場する錦織圭、大坂なおみを中心に、大会の見どころについて語った。

 男子、女子シングルスともに混戦の様相を呈する今年の全米オープン。男子は、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と今年のグランドスラム覇者が顔を揃えるほか、昨年準優勝のケビン・アンダーソン(南アフリカ)、若手筆頭のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)らも、初のグランドスラム優勝を虎視眈々と狙う。

松岡「どんなことをしても勝ちたい、という気持ちが戻ってきた。」

 だが、最も注目すべきは錦織圭だろう。今年1月、半年ぶりに右手首のケガから復帰。その後、全仏でベスト16、全英ではベスト8と着実に結果を残しているだけに、全米での完全復活が期待される。

 WOWOWテニス解説者の松岡修造氏も「シティ・オープン(7月30日~8月5日、アメリカ・ワシントンDC)を見た限り、今の錦織選手は一番いい」と期待をあらわにした。

「まず心の状態が最高です。テニスを好きな気持ち、そして「どんなことをしても勝ちたい」という気持ちが戻ってきた。難しい状況下でも、一回、一回ガッツポーズを決める姿に、全米オープンを絶対に取る、という決意表明を感じました」

 一方で、「テニスの内容はいいときと比べると6~7割程度の出来」と分析。

「ミスが多く、ライン際に打てず、ボールがかなり内側になるなどの甘さもある。また、チャンスの場面でも受け身になり、彼本来の良さである攻撃力も出しきれていません。しかし、それは彼もわかっています。ライン際に決まるようになれば、だれも彼に太刀打ちできないでしょう」

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