今季開幕不透明のメジャーの大物FA選手が日本へ来る?!球界を代表するスター投手とは

タグ: 2020/6/11

 トップ選手の地殻変動となるのか。開幕が全く見通せないメジャーリーグの大物フリーエージェント選手たちが、日本や韓国、台湾といったアジアのトップリーグに目を向け始めた。MLBネットワークの名物記者であるジョン・ヘイマン氏は9日、ツイッターで「韓国と日本のチームがマット・ハービーに注目している」と伝えた。

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 「ダークナイト」の異名を持つハービーは、かつてはメッツの若きエースとして活躍した大スター投手。実質メジャー1年目となった2013年には開幕からローテーションを守り、4月は4勝0敗、防御率1・56で月間MVPを受賞。メッツの本拠地で行われたこの年のオールスターではナ・リーグの先発という大役を務めた。

 だが8月24日の登板後、右肘痛を訴えて全治1年以上のトミー・ジョン手術を受けることが決定。このシーズンは26試合に先発し、9勝5敗、防御率2・27で終え、サイ・ヤング賞の投票では3位に入った。





 リハビリを経て2015年に復帰し、13勝を挙げて防御率2・71でカムバック賞を受賞した。だが、その後はかつての球の切れを失い、翌2016年以降は防御率が4点台以上と悪化。昨年は大谷翔平の同僚としてエンゼルスでプレーしたが、大物FAとして入団した期待を大きく裏切り、12試合に先発し3勝5敗、防御率7・09に終わり、シーズン中に自由契約となっていた。

 今季は所属球団が見つからないままFAとなっていたが、まだ31歳と若い。メジャー復帰へ向けた足掛かりとしてアジア球界に目を向けたとみられる。メジャーリーグは開幕を巡る機構側と選手会の交渉が泥沼化し、開幕への現実的な道筋が全く見えてこない状況。マイナーリーグは全休の見通しとなっている。プレー機会を失うよりは、既に開幕している韓国や、6月19日に開幕が迫る日本でのチャンスに懸けるという姿勢はよく分かる。

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