天王山で1勝もできず「これが今のヤクルトの実力」、ヤクルトが巨人に勝てない理由とは

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 まさに「完敗」だった。ヤクルトは2日の巨人戦(京セラドーム)に2―2と引き分け。先発石川が6回3安打1失点と試合を作り、代打で出た川端が9回一死三塁から無失点記録中だった巨人の守護神・ビエイラから一時勝ち越しとなるタイムリーを放つなど、流れをつかんだかに見えたが、9回裏に出たマクガフが誤算。一死二塁から途中出場の巨人・若林に前進守備をしいていた塩見の頭上を越えるタイムリーを許し、同点に持ち込まれた。

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 試合後の高津監督は「去年やその前は、負けだしたらズルズルいっていたのがちょっと踏ん張れるようになってきた」と前を向くが、この3連戦が始まる前は首位巨人を0・5差で追う好位置をキープ。しかし3連戦を戦い、2敗1分け、終わってみれば1勝もできず、ゲーム差も「2・5」まで開いた(2日現在)。

 これにはファンの間からも「2年連続最下位のチームと2年連続首位の差」「正直これが今のヤクルトの実力」とあきらめに似た声も。

 もちろんまだ試合数は残り、終盤まで優勝争いはもつれると見られるが、ではどこに「差」があるのか。

 一つ指摘されるのは、原監督の思い切った選手の起用法だ。

「これまでもチーム内に実力至上主義を徹底。4番にもバントをさせるなど選手にはフォア・ザ・チームの姿勢を求めてきたが、裏を返せば『結果を残さなければすぐ切られる』。選手間にも危機感が強く、その結果、2日の試合は9回に途中出場した増田大が犠打を決め、その後の若林が適時打としっかり『仕事』をしてみせた。常にチームの活性化を考えており、一方の高津監督はいわば、選手を信頼してその場面を任せるといった定石通りの起用法。今回の3連戦ではその差が大きく出たのではないか」(球界関係者)。





 この試合では1―1で迎えた7回に先頭の岡本が安打で出塁すると、すぐさま代走に増田大を送り、続く5番の中田にも代打を送った。それだけ控え選手の層が厚いからできることでもあるが、ここぞと見れば、ちゅうちょなく勝負に出る原監督の勝負勘が随所に光った試合となった。

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