原巨人 「危険な賭け」ドラ1ルーキー・大勢中継ぎ起用でささやかれる「不安材料」とは

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 注目を集めていたドラフト1位の大勢投手(翁田大勢=22、関西国際大)の起用法に関して桑田投手チーフコーチは「中継ぎでやってもらう」と明言。ここまでオープン戦2試合に中継ぎとして登板し、最速158キロの豪腕がどのポジションで投げるかが話題を呼んでいた。

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 背景には苦しい台所事情も影響していた。セットアッパーの中川が腰痛を訴え、開幕絶望となった。昨季はチーム2位の58試合にリリーフ登板し4勝3敗1セーブ、防御率2・47、25ホールドをマークした「鉄腕」を欠くことで、スーパールーキーに「勝利の方程式」に加わるべく、白羽の矢を立てた形だ。

 一方で大勢のリリーフ起用には不安の声もある。

 巨人OBで野球評論家の堀内恒夫氏(74)は6日に更新した自身のブログで大勢に関して「球が速い。体も大きい。恵まれた体格だ」とほめたたえた上で、「ボールが高いのが気になるし、変化球もまだまだ」と課題にも言及した。





 右の本格派として成長を期待していると述べると共に今後の育成のポイントにも注目した。

 「ただ怖いのは巨人が彼を少し寝かせることができるかだな。ちょっと良ければすぐに出す。これが怖い。レベルが上がる途中、つまり中途半端に使ってしまうと能力が開花しきれず小さくまとまってしまうことがある」として、まずは下でじっくり体作りなど行ってから一軍登板を果たしても遅くないという見解を示した。

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