「文句のつけようのない点の取り方」6連勝を飾った阪神の”手堅い”得点パターンに球界OBも賛辞

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佐藤氏は「今季は走ったらほとんど成功している」と佐藤輝の走塁を評価した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現在、セ・リーグ首位を快走する阪神は5月17日、バンテリンドームでの中日戦に3-1で勝利し、今季初の6連勝を飾った。先発の西勇輝が7回1失と好投し、およそ1か月ぶりの白星を挙げ、打線も中日先発の涌井秀章から6回までに3点を奪い、リードを守り逃げ切った。放った安打は6本ながらも、この試合でも投打がしっかりと噛み合い、勝利を呼び込んでいる。

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 この日の阪神は4、5、6回でそれぞれ1点ずつを重ねており、この日記録した安打はすべて単打のみ、四球や犠飛を絡めての得点となった。特に6回の3点目は安打で出塁した佐藤輝明が次打者の初球で2塁に盗塁を試み成功させ、そこから得点が生まれている。佐藤輝にとって今季4つ目の盗塁が追加点に結びついており、この足を使った攻撃は首位チームの抜け目のなさを感じさせるシーンとなった。

 この得点の場面には、かつて阪神にコーチとして在籍した経験を持つ、球界OBからも賛辞が贈られている。現役時、阪急、オリックスで先発投手として活躍し、阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチも務めた佐藤義則氏が、YouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を17日の中日戦後に更新しており、試合を振り返りながら阪神の戦い方にコメントを寄せている。

 佐藤氏は、6回追加点の場面で佐藤輝が二盗後、6番・島田海吏のセカンドゴロの間に3塁に進塁し、木浪聖也のセンターへの犠牲フライでホームへ生還という内容について、3点目のホームを踏むこととなった佐藤輝の盗塁を絶賛。「相手バッテリーがノーマークだった」と分析し、続けて「佐藤(輝)は盗塁数こそそれほど多くは無いけども、元々足は速いという評判だった。今季は走ったらほとんど成功している」と走力を称えており、この日の走塁も「ナイススチールだった」と評した。

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