バケモノ揃いのUFCフェザー級頂上対決が『UFC231』で実現! 元UFCファイター髙阪剛「この試合でまたMMAが進化する」

タグ: , 2018/12/2

 日本時間の12月9日、カナダ・オンタリオ州トロント スコシアバンク・アリーナで『UFC231』が開催される。

今大会では、12連勝中の王者マックス・ホロウェイが、総合格闘技15戦無敗の最強チャレンジャー、ブライアン・オルテガを迎え撃つUFC世界フェザー級タイトルマッチがついに実現。
さらに現在空位のUFC世界女子フライ級王座を賭けて、ヴァレンティーナ・シェフチェンコと、元UFC世界女子ストロー級王者のヨアナ・イェンジェイチックが対戦。豪華2大タイトルマッチが組まれている。

この2試合を独占生中継するWOWOW『UFC-究極格闘技-』で、解説を務める髙阪剛にその見どころを語ってもらった。

(c)WOWOW

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地球上で最強のアスリート 井上尚弥(https://cocokara-next.com/feature_archive/naoyainoue-feature/)


——ついに12連勝中の王者ホロウェイと総合格闘技15戦無敗のオルテガによるフェザー級頂上対決が実現しますね!
「どっちが勝つにしろ、そうとうヤバい試合になると思いますよ。バケモノ揃いのUFCフェザー級の中でも頭一つ抜けた二人による頂上対決ですからね」

――前王者のコナー・マクレガーが王座を返上したあとホロウェイが正規王座に就いたわけですが、UFCフェザー級の進化スピードはすごいですよね。
「なによりレベルが格段に上がってますからね。一時期はパウンド・フォー・パウンドとまで呼ばれて、フェザー級で長期政権を築いていたジョゼ・アルドが(17年12月『UFC218』対ホロウェイ戦で)あんなに血まみれで、ボコボコにされて負ける姿なんて、それまで想像できませんでした。だから今度のホロウェイとオルテガの試合も、観ている人がびっくりするような試合になると思うんですよ。ここからまだ攻めるの?技いくつ持ってるの?みたいな驚きが、きっとあると思います」

——では早速、このホロウェイvsオルテガのポイントを語っていただけますか?
「まず、二人に共通しているのは、当然グラウンドもできるし、とくにオルテガに関しては、一本勝ちできる極めの強さも持っているんですけど、基本的に寝技はあまりやらないんですよね。とにかく打撃で圧倒する試合がほとんど」

——オルテガは一本勝ちも多いですけど、このところはスタンドから一気にギロチンチョークを極めて勝ったりしてますよね。
「そうですよね。(17年12月に)カブ・スワンソンに勝ったときもそうだし、その前に(17年7月『UFC214』で)ヘナート・モイカノとやったときも、打撃で散々追い込んで相手が不用意にタックルにきたとき、そこをギロチンでしっかり極めるというのはありましたけど。ほとんどが打撃で試合を進めてるんですよね」

――一方のホロウェイも、もともとは柔術ベースですよね。
「だからホロウェイもグラウンドコントロールはうまいですよね。例えばさっき挙げたジョゼとの2度目の試合(17年12月『UFC218』)でも、ジョゼがかなり消耗していたとはいえ、グラウンドのポジショニングでさらに削っていって、最終的にはマウントでタコ殴りにしてTKO勝ちですからね。あれは、しっかりとしたグラウンド技術がなければできないこと」

――では、両者ともに確固たるグラウンド技術があった上で、スタンドの打撃で勝負するタイプということですね。
「ただ、自分が見ていて思うのは、同じ打撃系でも種類の違うスタンドをやるということなんですよね。まずオルテガのほうは、「隙間のないスタンド」を好むんですよ。例えば、相手がプレッシャーをかけてきたら、バックステップでプレッシャーを逃していって、相手があきらめたところで、間髪入れずに逆にプレッシャーをかけていく。そこで打撃を当てながら主導権を握っていって、まだ相手が元気で前に出てきたら、無理はせずに距離をとって相手を泳がせておいて、向こうの足が止まったら、すぐに詰めて攻撃を入れていくという感じですね」

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