なぜバド日本女子ダブルスは強くなったのか?躍進の立役者は? 世界トップ10に5組、東京五輪は2枠…

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 「世界一レベルが高い全日本選手権」といっても過言ではない。

 上位世界ランカーが勢ぞろいしたバドミントン全日本選手権(駒沢体育館)が12月2日に最終日を迎え、女子ダブルス決勝は「フクヒロ」ペアこと福島由紀(25歳)/廣田彩花組(24歳)が連覇を飾った。16年リオデジャネイロ五輪金メダルの「タカマツ」こと高橋/松友組にストレート勝ちし、世界ランク1位の貫禄を見せた。

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「フクヒロ」激動の1年


 「フクヒロ」ペアにとって激動の1年だった。4月に互いの地元熊本を拠点とする再春館製薬所を退社。再春館の元監督だった今井彰宏さんを追う形で岐阜トリッキーパンダースへ移籍した。その後、今井氏の金銭トラブルが報じられ、今も係争中だ。

 5月には、福島選手がナショナルトレーニングセンターでの代表合宿中、朝6時に行われたというドーピング検査時に桃田賢斗選手(24歳)の部屋にいたことが発覚。密会がバレる形になり「誤解を招くような行動は慎むように」と日本協会から厳重注意を受けた。

 そんな騒々しい外野の声など吹き飛ばすほどの強さでフクヒロは実力を証明し、桃田も男子シングルスで優勝した。

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