野球メディアはなぜ終戦になるまでFAやメジャー挑戦、人事情報を書かないのか

タグ: , 2020/11/28

 ソフトバンクが圧倒的な強さで史上初となる2年連続の4連勝日本一。

 コロナ禍の中で行われた「特別なシーズン」。頂点に上り詰めたのはホークスでした。福岡出身で現在は東京に住む30代会社員のAさんは翌朝、歓喜に浸ろうとコンビニを訪れ、朝刊スポーツ各紙を「全紙買い」したのですが、そこで衝撃の事実に出くわします。

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 ソフトバンクの日本一をどこも1面で報じていない…。

 日刊、報知、サンスポは「菅野メジャー」
 スポニチとデイリーは「ジャパンCアーモンド」
 トーチュウは「Jリーグ川崎最速V」

 なぜこんなことになるのでしょうか。在京スポーツ紙の記者は解説します。

 「ソフトバンクの日本一って、当たり前過ぎて驚きがないからですよ(笑)。スポーツ各紙とも、即売の売り上げデータは日々、編集サイドに伝えられ、少しでも売り上げをアップするノウハウは蓄積されています。スポニチはとにかく競馬です。デイリーは阪神ネタがなければ競馬に行く。トーチュウは中日ネタが乏しい場合、他紙と『差別化』をはかるため、『変化球』で行く傾向がある。報知の巨人報道は当然。日刊は『ヤンキース』の見出しで他紙より先行出来た。サンスポも意外に宅配は強いんです」





 ネットや紙面で常に野球ネタをチェックしているAさんはこんな疑問を抱いています。

 「なんでFAとかメジャー挑戦とか人事情報とかって、終戦になった途端に各紙からドッと出るんですかね。スポーツ各紙の競争は激しいと聞きます。判明した時点で書けば、単独スクープになるわけじゃないですか。でも溜めに溜めて、シリーズが終わったタイミングで出すから、各社とも横並びになるし、肝心の試合記事のスペースが狭くなる。これって本末転倒じゃないでしょうか。巨人ファンだって、敗因を深く知りたいと思いますよ」

 こんなファンの素朴な疑問に前述の記者はこう言って、頭をかくのです。

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