プロ入団後初減俸となったDeNA「元守護神」・山﨑康晃 不安材料となるデータとは?

タグ: , , 2020/12/23

 大きな故障などを除けば、今季のプロ野球で最も周囲の期待を裏切ってしまった一人に挙げられるだろう。DeNAの元守護神、山﨑康晃投手が22日、チームの大トリとして来季契約を更改。プロ6年目で初減俸となる7000万円減の推定年俸2億8000万円でサインした。

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 開幕から不安定な投球が続き、7月末にはクローザーの座を三嶋一輝に譲った。中継ぎ降格後もかつての投球は取り戻せず、10月には2軍落ちも経験。40試合に投げ、0勝3敗6セーブ8ホールド、防御率5・68と自己ワーストの数字でシーズンを終えた。

 本来であれば、夏に本拠地の横浜スタジアムを舞台に行われていた東京五輪で、侍ジャパンの抑えも託されていたであろう右腕。日の丸守護神の座も、チームでのクローザーという定位置さえも、再び実力で取り戻さなければならない。
 山﨑は不振の原因には深く言及はせず、「皆さんが思うほど深刻ではないかな。練習して健康にシーズンを迎えれば、パフォーマンスは出せる自信はある」と一切の言い訳はせずに言葉を喉元深くへ飲み込むようだった。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が3カ月遅れ、特に投手にはその影響が大きかったとされている。山﨑にとってもプラス材料ではなかっただろう。1年目の2015年から抑えを任され、5年続けて60試合前後に投げ、シーズン平均32・6セーブを挙げてきた。勤続疲労や、相手チームの対策といった面も確実にあるだろう。





 全般的にパフォーマンスを発揮できなかったシーズンだが、中でも心配なのが本拠地・横浜スタジアムとの相性の悪さだ。

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