「ダルビッシュの調子が悪かったのは・・・」指揮官が明かすダルビッシュ有の「献身」チームをまとめた「陰のリーダー」【侍ジャパン】

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(C)Getty Images

 WBCで3大会ぶり、14年ぶりの世界一に輝いた侍ジャパン日本代表チームが23日、帰国した。

 成田空港には約1200人のファンが集結するなど、感動を届けた侍ジャパンの面々をねぎらった。一方で、激闘の「裏側」も段々と明らかになってきている。

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 栗山英樹監督は23日夜の「報道ステーション」(テレビ朝日系列)に出演。「ダルビッシュジャパン」とまで評した、36歳とチーム最年長としてチームをまとめ上げたダルビッシュの「献身ぶり」を伝えた。

 大越キャスターから大会中のダルビッシュの働きについて聞かれると、「ダルビッシュ投手は正直、今大会調子良くなかったです」と明かした栗山監督。

 今大会は3試合に登板して防御率6・00。米国との決勝戦も8回から登板し、シュワバーに一発を浴びていた。自身も「調整がうまくいかず悔しいのもありました」と大会後に話したが、その裏では大舞台に登板する若手投手陣に向けて直前まで「スコアラー役」を務めていたという。

 「あまりにも皆の練習に付き合って、皆のためにやって。実は、決勝戦の前も若いピッチャーに、アメリカのバッター情報を全部教えてくれていました。自分が投げるのにもかかわらず、そこまでチームに貢献してくれた」と栗山監督。

 最後にはダルビッシュに対して「本当に申し訳ない。自分の調整もできなくて、本当に苦しかったよね。勘弁してくれ。ただ、本当に日本の野球のためになった」と謝罪したと明かした上で、その献身ぶりに感謝の言葉を惜しまなかった。

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