「尿検査で〇〇と言われたら…」腎臓内科医が教える異変の見分け方とは

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 突然ですが、「腎臓」と聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべますか?

多くの人が想像している通り、腎臓=尿を作る臓器です。

この腎臓、実は別名「沈黙の臓器」と呼ばれるなど、病気が起きた際、その兆候がなかなか現れにくい臓器とされています。

そんな腎臓について、腎臓内科、透析科等を専門とする「大森真帆麻布十番クリニック」の院長・大森真帆先生に「CoCoKARAnext」がインタビューをしました。

その初回では、腎臓の異変における早期発見についてお伝えします。

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判定結果を一概に捉えてはいけない!?

大森先生いわく、沈黙の臓器と呼ばれている以上、「何かの症状が出た時には遅い」といいます。

では、腎臓の異常はどのようにして発見したら良いのでしょうか?

「1番は、腎臓は尿を作る臓器ですから、尿検査で潜血反応やタンパクといったところに引っ掛かったら、必ず病院を受診していただきたいと思います」

現在、学校や勤務先などの促進もあり、年に一度は健康診断を受ける方が多いと思います。そこで必ず行う尿検査が、異常を発見できる絶好の機会だといいます。

「尿検査で異常値が出たら、腎臓内科もしくは泌尿器科を受診して欲しいと思います。例えば、血尿が『ちょっとだけだからいいよ』とご本人が思っていたとしても、それが結果的に毎年出ていたら、何かしらの疾患が疑われます。あとは、タンパクが出たら腎臓内科へ。血尿の場合は、膀胱炎、尿管結石などでも出るので、泌尿器系の病気の可能性もありますが、タンパクが出たら、より一層腎臓の病気を疑うからです」

一般的な健康診断の結果では、各項目をA.B.C…といったようにランクに分け判定されます。





大森先生は、この検査結果についても注意をする必要があるといいます。

「検診の結果って、『プラスマイナス』や、『A,B,C…といった判定』などがあると思いますが、、それって各病院によって違うんですよね。Dが再検査のところもあればEのところもある。
加えて、例えば潜血反応が出た時に、大抵の先生は様子みてくださいとBの経過観察の判定をつけることがありますが、腎臓内科的にいうとB判定=要再検査なんです。
なので、その判定結果を一概に捉えないで欲しいと思います。そして、もし調べるのであれば、腎臓内科を受診して欲しいですね」

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