40歳を過ぎて全身の関節が痛くなった貴方へ

タグ: , 2020/10/25

[文:女性医療クリニックLUNA(http://www.luna-clinic.jp/)]

 私は、女性泌尿器科医として間質性膀胱炎/慢性骨盤痛症候群という疾患を長く診ています。

この病気、膀胱の粘膜が弱くて常に頻尿や下腹部痛がある病気です。

普通の泌尿器科医は、膀胱を診るのが好きで、膀胱の治療をするのが好きなので、膀胱鏡による診断や、膀胱鏡下での操作での治療が好きです。


一方私は、以前から漢方薬等の飲み薬の治療が好きだったり、女性医療にも積極的に関わっているので、全身を診るのが好きなんです。それでどんどん治療性向が、慢性疼痛症に向いていき、結局は線維筋痛症を治療するに至りました。線維筋痛症は、原因不明の疾患ですが、だいたい最初は、全身のどこかに小さな炎症と痛みが発生。(現代医学では、そんなに熱心に治療すべき炎症ではないことがほとんどです。熱心に治療すべき疾患、例えば悪性腫瘍や、骨折、リューマチ・膠原病などと診断された場合は、その治療が優先されます。)

普通は、小さな炎症は、時間が経つと消失し、痛みも改善するんです。

しかしなんらかの原因で、この炎症と痛みが持続してしまうと、脳の痛みに対する感受性が変化し、痛みを感じやすくなり、炎症のないはずの、局所の炎症巣の周囲も痛くなってしまう人がいます。つまり痛みの領域が広がっていくのです。この状態が、慢性疼痛症です。局所性の慢性疼痛症の段階で、脳の知覚過敏を抑えることができれば、痛みは再び炎症のある局所だけに戻り、局所のケアだけを行えばよくなるのですが、脳の知覚過敏を抑えることができず、慢性疼痛を強く、頻繁に感じる生活を送っていると痛みの領域は、どんどん広がって行きます。

そして痛みの領域が全身に広まってしまった状態を線維筋痛症と呼びます。ですから線維筋痛症の治療は、脳の痛みに対する感受性を正常化して、さらに脳が痛みを感じる頻度と量をできるだけ少なくすることが治療になります。





そのために脳の痛みの感受性を正常化する薬(SNRIや三環系抗うつ剤)や、痛みの入力を低下させる薬(リリカやガバペン)の服用が、必要になることがあります。これらの慢性疼痛治療の第一選択薬で痛みの程度が、80%以上改善しない場合は、オピオイド系(麻薬系)鎮痛剤などを使用することがあります。さて脳の痛みの感受性を変化させる大きな原因の一つに、性ホルモンのバランスの変化と加齢による身体のストレス耐性の変化があります。

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