夏バテの原因と養生
本格的に夏が到来しましたね!
湿度が高く暑い日本。
体だるい、食欲がないなんてことありませんか?

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「体が重だるい」「食欲がない」……その原因は?
「体が重だるくて仕方がない」
「食欲が落ちて、きちんと食事が食べられない」
「胃腸の不調がこのところ続いている(胃のもたれ、吐き気、下痢、便秘、腹痛、おなかのハリなど)」
といった症状を訴える人に頻繁に遭遇します。
そしてその中には、
「睡眠が十分にとれない(寝つきが悪い、または夜中に何度も起きてしまう)」
「頭痛がひどくて仕事に来られない」
「体がふらふらして、めまいのような感じがする」
といった、不眠や強い身体不調にまで進んでしまっている人もいます。
さらにこうした症状に加え、
「何もする気がしない」
「頭がボーっとして仕事に身が入らない」
「毎日憂うつで人と話したくない」
などとメンタル不調の症状を呈している人も少なくありません。
こうした一連の症状は、6月から8月にかけて続く日本独特の高温多湿で不快度の高い夏のストレスによって発生する自律神経失調状態(自律神経系の乱れによって起こる症状)であることが非常に多いのです。
特に今年の梅雨は、蒸し暑いかと思えば肌寒くなるなど、気温も天候も変動が大きかったため、自律神経系に負担がかかっています。多くの人が例年より夏バテになりやすくなっていますので、要注意です。
ちなみにこの「夏バテ」と呼ばれる、猛暑の時期に食欲が低下して寝苦しくなり、体が重だるくなって気力や体力が落ちる状態も、医学的に説明すると自律神経失調状態です。まずは自律神経系の働きについて簡単に説明しましょう。