40代からスタートが吉 人生100年時代に大事な「フレイル」対策を医師が解説

タグ: , 2024/1/1

「握力が以前より弱くなった」
「疲れやすくなって物事を面倒だと感じやすい」
「食事量は変わっていないのに1年で5kgほど体重が減った」

このような症状・状態を感じることはありませんか?

それは「フレイル」が原因かもしれません。加齢により発症しやすくなるフレイル。今回はその治療法と予防法をご紹介します。

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1.フレイルとは?

フレイルは、厚生労働省研究班の報告書で、「加齢とともに心身の活力が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」(※1)とされています。

とくに高齢者に発症しやすいフレイルは、健康的に生活できている状態と、日常生活にサポートが必要な介護状態の中間を指します。そのため、早期の予防や治療が大切です。

2.フレイル3つの要素

フレイルは主に3つの要素で構成されています。1つずつ詳しく見ていきましょう。

2‐1.身体の虚弱
身体の虚弱には、筋力の低下と口腔機能の低下があげられます。筋力が低下すると、歩きづらくなったり転倒しやすくなったりするため、注意が必要です。

口腔機能の低下は「オーラルフレイル」ともいい、食べ物が噛みづらい、食べこぼしが増えるなどの症状があります。悪化すると摂食障害や嚥下障害などを引き起こす可能性があります。

2‐2.心・認知の虚弱
症状としては、「記憶障害」「失語」「失行」「失認」「遂行機能障害」などがあります。物忘れや計画が立てられないということから症状が進行した場合、認知症と診断されます。

また、認知症と勘違いされやすいのですが、うつ病を発症している場合があるので注意しましょう。

2‐3.社会性の虚弱
高齢になると、定年退職やパートナーとの死別などによって、人や社会とのつながりが減少してしまいます。このことを社会性の虚弱といいます。

人との交流が無くなると、フレイルの症状は進行しやすくなるため、社会性を保つこともフレイルの予防として重要です。

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