国民健康・栄養調査からみる妊婦と痩せの関係

タグ: , 2020/7/22

[文:栄養士・管理栄養士の求人情報サイト Dietitian job]

 初めまして。外部執筆スタッフの管理栄養士 吉澤裕加です。

私はこれまで産婦人科の病院勤務で栄養相談を行ってきました。

BMI(Body Mass index)=体重と身長の関係から算出するヒトの肥満度を表す骨格指数を使い、低体重(BMI18.5未満)と肥満(BMI25以上)の方へ栄養相談の予約の声掛けをしていました。

その中でも、この仕事に携わる前後で低体重の方への問題点が予想と異なる部分がありました。

そこで今回は私が実際に感じた問題点を国民健康・栄養調査と比較しお伝えしたいと思います。

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国民健康・栄養調査とは


この調査は健康増進法に基づき、国民の身体状況、栄養素等の摂取量や生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進に活用するための基礎資料を得ることを目的としています。

平成29年の結果では20~50歳代の女性の低体重の方の割合はいずれの年齢階級でも10%超で、特に20代では21.7%となっています。

近年は、若年女性の低体重は低出生体重児出産のリスクとの関連があり問題として取り上げられています。

女性の低体重の問題点の予想
『痩せている方がいい』という価値観の普及により、溢れかえるほどのダイエット法がメディアやネットで流れていますよね。

このことから、誤ったダイエットによる食生活が低体重に繋がっていると予想していました。

栄養相談で話を聞く
栄養相談を受けた低体重の方は「過去にダイエットをしたことはない」という回答がほとんどでした。(全くゼロではありませんが)

ダイエットをして低体重になった方はほとんどいませんでした。

朝食は時間がなくて食べないという事実。

多くの方が口を揃えて言われるのは「朝食を食べる時間がない・元々食べる習慣がないから今のままでよい」という事実でした。

そこで私が患者様へアドバイスした例をいくつか紹介したいと思います。





『朝食を食べる時間がない』

1日の生活リズムを振り返っていただく。

管理栄養士と患者様が生活リズムを一緒に確認することで、改善すべき点がいくつか出てきます。

患者様自身が自分で気づいた点は改善に繋がりやすいです。

気づかなかった点は私の方から気づいていただけるようにポイントをまとめお話します。

多くの方は仕事と家事と睡眠時間の配分を少し調整するだけで朝、余裕をもって起床することができ時間の確保に繋がります。

患者様によっては「食べる時間がない=作る時間がない」という風に考え、朝食に対してとてもハードルが上がっている方もいらっしゃいます。

前日に夕食を少し多めに作り、翌日の朝食へ回したり、一から作ることができなくてもまずは買い置きしておくだけですぐに食べられる食パンを1枚食べてるでも大きな変化です。

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