腰痛の種類・治療・解消法について徹底解説!

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4.腰痛と鍼灸治療
 鍼灸治療では、五臓六腑のどの部分に主たる原因があるかを判断します。良く見られるのは「肝」と「腎」と「大腸」です。

 「肝」の場合は右腰痛が多く、暴飲暴食、過労、貧血、ストレスなどが原因になる場合が多いです。
 「腎」の場合は全体的な腰痛が多く、過労、寝不足、婦人科疾患などが原因になる場合が多いです。
 「大腸」の場合は左腰痛が多く、便秘、下痢、アレルギーなどが原因になる場合が多いです。

 どの場合も、原因に対する鍼灸治療と腰や骨盤の調整を鍼灸もしくは整体などを用いて行ってゆきます。急性で筋肉に問題がある場合は比較的早く効果が見られますが、慢性に腰痛が起こっている場合は、原因が根深い場合が多いので、鍼灸治療に合わせて、飲食を摂精したり、運動療法やストレッチなどを組み合わせて行って行きます。

5.腰痛とその他の取り組み
 腰痛を起こしやすくなっていることが分かっている人は、食事や運動に気を付けるようにします。特に甘い物や体を冷やす物の過食は引き金になりますので、ちょっと腰が怪しい時には控えた方が良いでしょう。
 また、マッケンジー法などの腰痛を予防する体操は、その人に合えば予防にも治療にも使えますので、あまり痛くない時に、いろいろと試してみるのが良いでしょう。

東洋医学用語説明
1.肝:現代医学的な肝臓とは少し違い、東洋医学では心身共に適度な緊張感で機能するように調節する作用、全身各部へ必要な血液量を分配する機能、胆汁を作る機能を持つ主要臓腑とされる。

2.腎:現代医学的な腎臓とは少し違い、東洋医学では全身における水の調節機能、成長・生殖に関する機能を持つ主要臓腑とされる。

3.大腸:現代医学的な大腸とは少し違うが、東洋医学でも大便を排泄させる臓腑とされる。また全身の水の調節にも関与するとされる。

4.五臓六腑(臓腑):東洋医学では、身体機能を発現させるための重要な要素を五臓六腑に集約して考えており、五臓とは「肝」「心」「脾」「肺」「腎」のことで、六腑とは「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」のこと。現代医学的な内臓とは東洋医学では少し解釈が異なる。また「臓腑」と省略して表現することもある。





[文:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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