羽生結弦のつくり方 どうやったら我が子をゆず君みたいに育てられるのか?

タグ: , 2019/3/28

 3月23日にさいたまスーパーアリーナで行われたフィギュアスケート世界選手権で、昨年11月の右足首負傷から復活を期した羽生結弦(24)は2位に終わった。見事な演技を披露したものの、ショートプログラム、フリーとも優勝したネイサン・チェン(米国)の得点に及ばず、22.45点の大差をつけられての完敗だった。


 「今回は僕がノーミスだったとしても、たぶん勝てなかったと思う。正直な話、平昌五輪後はちょっとフワフワしていたし、何か目的がきっちり定まっていないのかなという気がしていた。でも今はやっぱりスポーツって楽しいなと思っています。強い相手を見た時にゾワッとするような感覚、それをもっと味わいつつ、そのうえで勝ちたいなと思えた」。足の治療専念のため4月の世界国別対抗戦は欠場し、来シーズンの王者奪回へ目標を定めた。

 五輪で連覇しても、飽くなき向上心。謙虚な姿勢、プラスに置き換える言葉、中性的なルックス、少女漫画に出てくるような「王子様」キャラ。羽生結弦のような子が、どうすれば育つのか。熱狂ファンの中には、「我が子もそうなってほしい」と思う母親世代が多い。羽生のルーツをたどってみる。

◆幼少期
 仙台市内でスケート競技をしていた4歳上の姉の影響でリンクに立った。練習嫌いだったが、お菓子で釣ったり、「すごいよ」とほめればほめるほど、うれしくて頑張るように。幼少期から自己陶酔する特徴があり、初めて出た大会では練習でやっていない振り付けを取り入れ、自分の世界に浸っていた。喘息(ぜんそく)持ちで吸入器は欠かせなかったが、ホコリを吸い込む可能性の少ない屋内でのスポーツはピッタリだった。

◆小学生
 教師である父が野球好きで、よくキャッチボールもしていた。3年生のころ、スケートの練習に行きづまった時に「野球のほうがお金もかからないし、スケートが嫌なら辞めてもいいんだぞ」と父から言われた。スケート競技者がかかる費用は年間300万円以上、世界レベルに近づけば年間1000万円以上ともいわれる。決して裕福とはいえない家庭の事情も考えたうえで、「スケートを続けたい」と決めてからは本腰を入れるように。あがり症で、試合前の緊張でおなかを下すこともあったが、母が「大丈夫、練習どおりにやればいい」と励まし続け、精神面を支えた。

・合わせて読みたい→
「羽生スケートのルーツ」への想いとボロボロの足首(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/hanyu-roots-of-skating/)

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