大坂なおみ「有名税」で訴訟 野球選手がドラフト後あるあるの「有名税」とは?

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 試合に集中できるわけがない。

 女子テニス世界ランキング1位の大坂なおみ(21)が、ジュニア時代のコーチから訴えられたと複数メディアが報じた。報道によると、米フロリダ州で訴訟を起こしたのは、11年に大坂を指導していたクリストフ・ジーン氏。訴えの内容は、ジーン氏が大坂の父フランソワさんと「賞金の20%を永久に受け取る契約を結んだ」と主張。大坂の獲得賞金は約12億円とされ、少なくとも200万ドル(約2億2000万円)の支払いを求めているという。

(c)Getty Images

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14歳で自分自身の一部を譲るなんて…


 ジーン氏は11年から12年まで大坂と姉・まり選手のコーチを務めた。大坂の父との間にかわされた契約書に、獲得賞金とスポンサー契約などの20%を同氏が受け取る権利があると記されていたが、支払いがない状態が続いていたという。米メディアのサン・センチネル紙によると、契約書は実在。大坂の父のサインはあるが、大坂姉妹の名前はタイプで打たれたものになっていると報じている。ジーン氏は「こんなことはやりたくなかったが、(大坂の父と話をしたときに)弁護士を立てるように言われた」と説明している。

 大坂の弁護士であるアレックス・スピロ氏は「有名になると、このような人間が出てくる。なおみが見たことも署名したこともない、ばかげた契約だ。14歳で自分自身の一部を譲るなんて、とんでもないこと。なおみが急成長したので、こんな愚かな訴訟が起こっても驚きはしない」と一蹴し、契約書の無効性を訴えている。

 またコーチ騒動だ。昨年の全米、今年の全豪と四大大会2連勝を飾った後、二人三脚で歩んできたサーシャ・バイン氏(34)とコーチ契約解消。解任理由を明言せず「お金の問題ではない」と涙した。新コーチとして元世界女王ビーナス・ウィリアムズの練習パートナーだったジャーメイン・ジェンキンス氏(34)を迎えたが、周囲は慌ただしい。全豪後の成績はドバイ選手権で初戦敗退、連覇を狙ったBNPパリバ・オープンは4回戦と精彩を欠く。

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