記録的低迷の西武は大学屈指のスラッガーを確保か ドラフトまで1か月半、各球団の1位候補を予想【パ・リーグ編】
西川も上位指名が間違いない逸材。どのチームがものにするのか(C)産経新聞社
プロ野球のドラフト会議まであと1か月半となった。この時期は夏の甲子園が終わり、大学の秋季リーグが始まる頃。スカウトは高校生のチェックはあらかた終わり、大学生の最後のひと伸びを見定めている。今回は現段階における、パ・リーグ6球団のドラフト1位候補を考えてみたい。なお、9月15日現在のリーグ首位から順に紹介する。
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■ソフトバンクは「ポスト今宮」として宗山
ソフトバンクは小久保裕紀監督1年目でリーグ優勝をほぼ手中にしている。得点は最も多く、失点は最少と、理想的なチームが出来上がっている。戦力にも隙が見当たらない中、今年は「ポスト今宮健太」の大本命として宗山塁(明治大)が良いのではないか。遊撃守備は今のプロ野球に入っても三本の指に入りそうなほどの技術を持ち、打撃もシュアで広角に打球を飛ばす。
新庄剛志監督3年目で集大成の年を過ごす日本ハム。2年連続最下位から躍進を遂げ、投手・野手ともに戦力の底上げがなされている。来季以降も勝負のシーズンが続きそうで、1位は即戦力の選手を指名したい。その中で有力なのは宗山だろう。二遊間の確固たるレギュラーが不在のチーム状況で、宗山はセンターラインの強化にうってつけだ。
ロッテはCS争いの渦中におり、なんとか2年連続のAクラスを確保したい。このチームは吉井理人監督にしかできない投手運用が生命線で、ここの戦力強化が最優先になるか。また、佐々木朗希のメジャー挑戦も視野に入れないといけない。そうなると、金丸夢斗(関西大)の指名がベターだろう。