“日本一早い”新人王予想セ・リーグ編 巨人・西舘、阪神・下村が優勢か 話題のオールドルーキーに可能性も
ともに1位指名された西舘と下村。開幕ローテーションに入ってくるか注目だ(C)NorifumiNISHIO
「10年に1度の豊作」とも呼ばれた今秋のドラフト会議。紙面やネットニュースでは連日、指名された若者たちが仮契約に臨み、新天地への思いを語る模様が報じられています。
となると、自ずと来季の新人王予想はハイレベルな争いになることが予想されます。来年の今頃、バラ色のオフを送っているのは一体誰か。「日本一早い新人王予想」、まずはセ・リーグ編からお届けします。
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ドライチ勢では巨人・西舘勇陽(中央大)、阪神・下村海翔、広島・常廣羽也斗(ともに青山学院大)、中日・草加勝(亜細亜大)と「戦国東都」出身の右腕4人が本命と言えそうです。
「いずれも順当に行けば開幕ローテーションに入れる逸材です。特に巨人は今シーズン、先発6枚が揃わず、投手陣の弱体化が際立ちました。西舘は開幕カードの3番手あたりから始まる可能性が十分あります。独特のクイック投法にはプロの打者も最初は戸惑い、着実に白星を重ねるのでは。下村はゲームメーク能力に長け、打線の援護も見込める。この二人が優勢です。常廣も大崩れは想像できない。草加は亜細亜で鍛えられており、悪い時でもそれなりの投球ができるのが強み。1年間しっかりローテを守れるでしょう」(スポーツ紙デスク)
打者ではDeNAの1位・度会隆輝(ENEOS)の打棒に注目が集まります。
「度会は社会人最後の大会となる日本選手権でも打っているように、大舞台に強い。ハマスタの歓声をバックに躍動する姿が思い浮かびます。守備もうまい。となると早い段階からスタメンで使いやすい。走攻守ともに即戦力の実力と言えるでしょう」(前述のデスク)