2年連続最下位からV奪回を目指す中日チーム展望 浮上する「二遊間問題」「一塁手渋滞問題」とは
また移籍してきた中田が定位置となりそうな一塁ポジションに関しても実績を残してきた選手の扱いが注目される。中日一筋、今季で来日9年目を迎えるダヤン・ビシエド内野手の2023シーズンは91試合に出場、打率・244、6本塁打、23打点とふるわず。シーズン中にはファーム落ちも経験した。中田が加入したことで出場機会が減ることは想定されるとあって、立浪和義監督がどのように「再生」を促していくかも注目となる。
ほかにも巨人では右の代打として存在感を示した中島も一塁手とあって、ポジションが重なる選手をどのように機能させていくのかはチームの上位浮上を目指すためにも大事なピースとなりそうだ。
投手力は認められながら、昨年もチーム本塁打(71本)、チーム打率(・234)ともにリーグワーストと貧打解消が近年のチームにおいて最大の宿題となっている。就任3年目の立浪監督にとってもいよいよ真価が問われるシーズン。どのようなタクトをふるい、チームを上昇気流に乗せていくか、注目となる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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