本拠地を揺らした「ロウキ・コール」!2年連続WS進出へ王手をかけた、鉄壁の投手リレーと大谷の足【ドジャース回顧録vol.12】

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 アレックス・ベシア、ブレーク・トライネン、アンソニー・バンダとつなぐ盤石の継投策は、ブルワーズに反撃の隙を一切与えなかった。

 そして9回。スタジアムに地鳴りのような「ロウキ・コール」がわき起こる。マウンドに上がったのは、ポストシーズンで守護神の座を任せられた佐々木朗希だ。

 160キロを超える直球と消えるようなスプリット。佐々木はブルワーズ打線を完璧に封じ込めた。最後はケーレブ・ダービンを自慢のスプリットで空振り三振に仕留め、圧巻の三者凡退。メジャー移籍1年目、ポストシーズンという極限の舞台で、彼は完全にドジャー・スタジアムの寵児となった。

 3-1の勝利でシリーズ成績を3勝0敗とし、ドジャースは2年連続のワールドシリーズ進出へ王手をかけた。試合後、ファンの視線は翌日の第4戦へと向けられていた。

 予告先発は、大谷翔平。打者として、そして投手として、自らの腕で世界一への切符をつかみにいく。ドジャースの2025年が「伝説」へと変わる瞬間が、すぐそこまで迫っていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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