2025年のドラフト戦線はこの3人を軸に回る あるぞ競合 スカウトが高評価する逸材たち
創価大の立石は長打力が魅力だ(C)産経新聞社
プロ野球12球団はグラウンド内での戦いとともに、1年間を通じて「もう一つの」勝負に挑んでいます。
ドラフト戦線です。
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3月の社会人野球東京スポニチ大会を皮切りに、春の選抜甲子園大会、高校野球春季大会、大学野球春季リーグ戦、全日本大学野球選手権、都市対抗予選、高校野球夏の地方大会、甲子園大会、都市対抗本戦、大学野球秋季リーグ戦などを通じて、逸材の実力を見極めていきます。
ドラフト会議までは10か月以上があります。この期間は若きアスリートが「化ける」には十分な時間です。それでも現時点でスカウト陣から上位指名の太鼓判を押される男は、確かにいます。
即戦力の期待が高まる3人を紹介していきましょう。
【創価大・立石正広】
大学日本代表にも選出されるなど、アマ球界屈指の強打を誇るサード。プロでは希少価値のある右の長距離砲という点も、人気が集まる要因となっています。
「24年秋の明治神宮大会では10安打を放ち、大会新記録を樹立しました。その魅力はやっぱり規格外の長打力。課題を挙げるなら、好不調の波が激しいこと。ドラフトイヤーという注目が集まる中で、どれだけの成績を残せるのか。所属する東京新大学野球リーグでの公式戦にスカウトの集結は必至でしょう」(スポーツ紙デスク)
【明治大・高須大雅】
こちらも大学日本代表に選ばれた右腕。身長192センチ、体重91キロの堂々とした体格から、コンスタントに140キロ台後半のストレートを投げ込み、変化球も自在に操る先発タイプ。明治大は15年連続でドラフト指名されていますが、今年も捕手の小島大河とともに、スカウトの注目を集める存在になることでしょう。
「『いい投手』が多い東京六大学の中でも、高須は誰もが認める『凄い投手』。搭載されているエンジンの排気量が違います。2024年秋のシーズンは右肘の不安によって戦線を離脱しました。万全な姿を見せられれば、競合になってもおかしくないでしょう」(前述のデスク)